「死者の力」をぽつぽつ半分まで読んだところです。
あの震災直後、私は共感疲労が強くて、ちょっとめげていましたが、やがてこの類いの本をずっと追いかけて読むようになりました。東北地方に親戚がいるわけでもなく、そちら方面の友人は無事なのはわかっていても、なぜかずっと気になって……。
宗教学者の人たちなどが取材されてまとめられた本です。「死者の力」で分析された、被災者の遺族の人たちがかなり多く私と同じ体験をされているのが嬉しい。死者は側にいて、慰め、許し、励まし、生きる力をくれる。存在を身近に感じるし応援も感じる。
私は主に香りを聴くけど、気配を感じる人も多いみたい。つまりは愛情を感じるのね。身近な故人はそういう存在だと思う。
いつかは霊的な世界の住人になるだろうけど、今はまだ側にいてくれることが嬉しい。
私も今こうして生きているのは亡き家族に力と愛情をもらっているからです。こういう当たり前のことがもっと普通のことになればいいのに。
なんかもう災害の被災者と個人的な家族の死にも境を感じないですね。これはきっと被災地の人が亡き家族に送るのと同じ目線。
グリーフケアとして有効なら、精神疾患の薬としても有効な気がする。深く理解してくれる故人の存在はとてもありがたい。やはり生きる力になるから。
無事に天命を生きたらおいで、ということでちゃんと迎えに来てくれると信じています。
母なんか去年誘いつつ起こしてくれたものね(^_^;) 夢じゃないのよ。あんなにはっきり聴こえる夢見たことないし。
故人になっても母は母。父は父。皆さんにとっても同じ人なので、当然幽霊ではありませんね。ただ肉体がないだけの存在。肉体がないから自由に行きたいところに行けるのだと思います。
そういう故人の存在のおかげで精神的に健康でいられるのもとてもよくわかります(^^)消えない絆ですね。
こういうテーマを取材してまとめてくださるのが大変ありがたいです。私が常日ごろ感じていることが多くの人と共有出来そうなことも嬉しいです。
東北大学、金菱ゼミの書籍からずっと追いかけてきたけど、自分なりの既製の宗教にはどこにもない死生観に辿り着けそうな気がします。
いや、べつに宗教はやりませんが(^^;)
今日はみじかくてすみません。また休もうかと考えてたんですけど……(^^;)
ふと見つけたけど、とんでもない価格になっている。買った時は1万円以下。高校時代の姪に似ていると思うので大事にしてるから売りません(^^;)
当時の生産の子だよね、これ。人気あるんだな。
気仙沼の海だそうです。