隠れているモノの怪たち

　私の従兄は大学時代、非常に成績優秀で「官僚になるのも思いのまま」

と言われていたそうだ。

実際に上級国家公務員試験でも全国で5指に入る成績だったらしい。

けれども従兄は「一生、数学から離れたくない」と言って、官僚にはならずに

大学院から研究室に進んで、現在は教える立場になっている。

（血が怖いから医者になるのも嫌だったようだ）

この国の官僚の正体が徐々に見えてくるにつれ、学者バカとも言える

従兄の選択は正しかったのかな、とも思う…。