好きな本、歴史・時代物創作編です(^_^;)
こうしてみると、好きな作家さんがかなり偏っているのがよくわかりました。
吉川英治さんは「三国志」と「新平家」だけ、司馬さんに至っては「燃えよ剣」しか読んでいなかったり…。なんでだろう?相性というか波長が合う合わないってあるんだろうな、と思います。
田辺聖子さんと杉本苑子さんは文句なく好きで、なかでも「隼別王子の叛乱」は今でも一番好きです。かなりの語句をそのまま覚えているくらいに好き(^^)
同じ時期にこの作品に大きく影響を受けて、プロの作家になった人も少なからずいます。荻原規子さんなどもそうですね。(同世代だから読書体験がかなりだぶるのですね)仁徳王朝が舞台ですが、なかでも磐之媛が大好きで…。初めて読んだときは私もまだ二十歳そこそこだったけど、今この歳になってもやっぱり好きですね。
この作品で私は田辺さんにファンレターなるものもお出ししたことがあります。(年末に田辺さんの愛息のスヌー《でっかいスヌーピーのぬいぐるみ》のカレンダーをいただきました♩)
20代にお能にはまって、せっせと例会に通っていたのは杉本さんの「花の碑文」のおかげです。世阿弥が主人公なので…。彼の孤高の人生にいたく感銘を受けた思い出が…。
同じく、この作品に影響を受けて漫画家になってしまったという方も知っていたりします。
他人の人生を変えるくらいに影響力があるフィクションってすごいですよね。
古典を題材にしたものは、たいてい原典を読みたくなるので、うちにはぽつぽつとながら集めた古典全集(全巻ではありませんが)があります。歌集や「閑吟集」や「梁塵秘抄」も大好きで。あげくに歌人としての西行や式子内親王なども好きだからその類の本が存在します。
本って1冊をきっかけに縦にも横にも興味が広がっていきますよね。だから増えるのはもう、仕方がない運命なのかもしれませんね…(ーー;)