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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

両性具有というと…

さすがに年末、いろいろと忙しくなってきた。そろそろ一般企業やお役所も休みに入るのだろうか。早々と南国リゾートに行った人たちに津波の被害が大きい。お見舞い申し上げます。やっぱり天災だと、どうしても人智の及ばない部分もあるだろうし、(警報がなかったのはすごく残念だけど)そういうことってやっぱり運命なのかなあ、と思うけど。でも小さい子供の被害を思うと切ない年末です。

今日はお正月食料の買い物に行ってきた。これでお餅や蒲鉾のたぐいも揃った。あとは明日あたりに樒を買ってきて、お墓参りは30日くらいになるだろうか。大晦日まではとにかくゆっくりとお絵描きする暇もなさそうで残念。

あ、そういえば携帯のストラップは通販で見つけて、縮緬和柄のものを買ってしまった。ついでに弟が欲しがっていた冬ソナのストラップもGET。本当に便利な世の中だなあ。

Web拍手ありがとうございます。>春音さん、キリ番のプレゼントは急ぎませんので、ゆっくりと考えてくださいね。いつもありがとうございます。

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このブログにはアクセス解析がついている。それを見るとなぜだか「両性具有」というキーワードで来てくださる方が多いのですわ。それもほとんど毎日のように。あんまりお役に立てるようなことを書いていないので、ふと申し訳ない気分になって、思わず、白洲正子さんの「両性具有の美」という本を注文してしまった(笑)(この本のハードカバーの表紙は阿修羅像だったりするんだよね)

ところで今私の手許に「日本幻想紀行」という本がある。五木寛之さんと松永伍一さんの対談集で、発行は昭和54年なので、現在はおそらく絶版になっていると思うんだけど。(私が持っているのは講談社文庫版、上下巻です)

この本の中で両性具有ということについて触れられていて、その内容が面白かったので、いまでもしっかりと記憶しているんだけど。

たとえばヤマトタケル熊襲に行った時に女装するのは、表面的には女だと思わせて、油断させるというのが大きいんだけど、その時の衣装が倭媛のものだから、そこで媛の霊力、つまり「妹の力」というのを借りて、男女どちらでもあるものになっている、というのね。両方の力を持っているわけ。

で、ここからがお二人のかなりぶっとんだ対談になります。熊襲タケルの兄弟は同性愛の兄弟だっていうんです。そこで兄の方は美女としての魅力で油断させて殺して、弟の方に対しては女装をかなぐり捨てて美少年の力で迫って、愛でもって屈服させた、というのがお二人の解釈。決して教科書には出てこない部分なんだけど、私はそういうのも面白いなあ、と思ってました。

それと精神的な両性具有は、やはりそこから不思議な色気をもたらしたりするものだというのも納得できるし。

両性愛」というのはその中に同性愛と異性愛の両方の要素を含むので、倍の力を持つ、つまり「生む」力を持つのでは、ということで。「ものを生む」という創作活動を一人の中で行なうためには両方をやらなくちゃいけないということになる。「絵を生む」「歌を生む」「小説を生む」などなど。

芸術を生む作業には両性が必要だから、昔から芸術家にはバイセクシャルな人が多いとされていたんじゃないかって。

宮沢賢治でさえも「自分の子供をこさえるかわりに作品を生んだ」みたいなことを言ってたもんなあ。

こういう話はもっといろんな方向へ展開していって、芸術論にも絡んですごい面白い。悔しいことに私には上手く要約する能力がないので、興味のある方は図書館ででも捜して是非ともご一読ください。面白いですよ~。

と、情報をひとつ載せられたので、ちょっとほっとしている(笑)

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