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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

「孤独力」ー前向きな寂しさと幸せとー

はー…、今朝は目茶苦茶気分が悪くて、目覚めてから起き上がるまでに2時間かかってしまいました。寒気がするから風邪ひいたかと思いましたが、なんとか大丈夫な感じです。昨日、お惣菜も買ったから、今日は買い物も行かないでおこうと思います。本当に、朝の辛さに負けると簡単に寝たきりになっちゃうなあ、という実感はありますね。

 

ただ、おかげさまで、いまのところ、なんとか鬱に落ち込まないで持ちこたえております。「本を作ろう」という非常に楽しい目標を設定したおかげかもしれません (^_^;)

 

読む→書く(描く)→ときたら、次は「作りたい」と思うのが人情ですし、他人をあてにしても前に進まないから自分でやっちゃう。レイアウトから想定からなにからを限られた予算内であれこれ工夫するのも楽しいんですよね。確実にクリエイティブな作業の一環ですね、本作り。売れるかどうかはこの際どうでもいいのです。過程が楽しいものだから、自分自身には意義があるんですよね。

 

完成した本が届いて、真新しい紙とインクの匂いがする部屋で眠れるのって至福ですよ〜(^^) 私はそれを知っているから…。あの至福感をまた味わってみたいと思います。

 

うつにならずにすんでいるのはそのワクワクのおかげかな?(^_^;)

 

 


「孤独力」という言葉を検索してみると「ひとりが寂しい」という言葉に出会います。そう感じている人が相当居るってことだよね。そういうものなのか… (ーー;)

私はひとりでいて「寂しい」って思ったことがまずないのですね。退屈だと思ったこともないなあ。ひとりで好きなことが出来るのって最高ですし、また実際にひとりでやりたいことが一杯あったし。

 

お絵描きや漫画描きや小説を描くにしても基本はひとりで黙々と続ける作業です。プロの漫画家さんでも原稿の段階でアシスタントさんが入るにしても、そこに至るまでは本当に孤独な作業ですし…。そういうことが向いている人しか出来ない仕事かもしれませんね。映画とか演劇とかの共同作業が多い創作とは微妙に違いますね。

 

 


「孤独力」というワードで本を探したら、やっぱり一杯ありましたが、この中で私が読んだことあるのは諸富祥彦さんの「孤独であるためのレッスン」くらいかな。あんまり覚えていないことを思うと、すでに自分がやっていることしか書かれていなかったのかもしれません。(最近そういうケースが多くて、いまさら読まなくてもいいかな、と感じることがよくあります (ーー;))

 

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こんな記事もありましたが、お猿さんたちはひとりで積極的にクリエイティブなことを楽しむわけではないですしね。健康よりもなによりも、やりたいことができないストレスの痛手の方が人間には大きいと思うぞ。なにもすることがなくて、寂しくて仕方がない、というのは明らかに良くないでしょうが…。

 

www.huffingtonpost.jp

 

でもその不健康にも勝る生き甲斐というのは人間には確かに存在します。少なくとも私自身はそれがなければ精神的にも身体的にもバランスが保てないとわかるもの。

 

 

孤独が好きでひとりが好き、であっても基本的に人が嫌いではなくて、むしろ人と会ったり話したりすることは楽しいです。いい気分転換になりますし。いまですと、特養で会うスタッフの人たちや、訪問看護師さんや訪問マッサージの先生と話すのも楽しいな。ご近所さんたちは寒いからあまり外に出てこられませんし、なかなか会えません。

(そういえば母に「誰か来てくれた?」と尋ねたら首を振っていたので、やっぱり私が行ってあげないと、と思う次第です (ーー;))

 

日頃ひとりでいることに慣れていると、相手の微妙な変化にむしろ敏感に気がつく感じになります。心を許せる人と一緒にいる時に、その限られた時間が珠玉のように大切に思えるようになります。

 

家族であっても物理的に距離があっても、ほとんど一期一会みたいな感覚になる。場所でもそうですね。やっぱりそういうものに近い感覚になります。

 

 


父の葬儀の日、斎場で、火葬が終わるのを待ちながら、よく晴れた10月の青空がいまでもくっきりと眼と心に焼き付いています。ああいう瞬間でも一期一会で永遠なんですよね。ひどく心が動いた時に、脳裏のスクリーンにとても鮮やかに焼き付けられるのがわかりました。そういう瞬間を得られたことはとても幸せですし(たとえ父との別れの時でも)、この先もずっとそういう体験を焼き付けていくんだろうな、と思いました。

 

ひとりだからこそ、敏感に気付くものやわかることがあるんだと思います。

 

すこしだけ寂しいくらいがちょうどいいということかもしれませんね (^_^;)

 

 

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