ファンからメッセージのツイート
昨日、Twitterをぼーっと見ていたら、フォローさせていただいている漫画家さんの息子さんが成人式だというので、ファンからのお祝いのメッセージがどんどん届いていた。
その漫画家さん(流水りんこさん)はご自分の家族をモデルにしたエッセイ漫画を描かれていて、ずっと読んでいるファンはそれこそ息子さんの誕生以前、両親の出会いと結婚からのエピソードも知っているし、もちろん息子さんと娘さんの誕生のエピソードも知っているし…。…で、「血の繋がらない親戚からのお祝いです(^^)」と、みなさん、すっかり気持ち的には「親戚の子ども」みたいなのが面白かったです(^_^;) 私もその気持ちはすごくよくわかりました。ほのぼの…(^^)
流水さんもすべてのメッセージにお礼を述べていらして、SNSの時代というのは作者と読者の距離がこんなに近くなるんだなあ、と実感しました。
その作品はこれです(^^)
昔のファンレターの思い出
昔、私も2、3名の方にファンレターなるものを書いたことがあります。
もちろんネットのない時代です。しっかり便箋に手書きで手紙をしたためてお送りした記憶が…。何度も何度も下書きして推敲して、失敗しないように万年筆でとても丁寧に書いた手紙。
投函する時はいまの送信ボタンを押すよりも激しくドキドキしました。(可愛かったね)
お忙しいのはわかっているから、お返事はいりません、と書くわけですね。でも作家さんたちもファンレターは嬉しく思ってくださるようで、何ヶ月か経って、返事のハガキが届いたり、手紙は無理でもオリジナルで作成されたカレンダーとかが届いたりするわけですね。(これは田辺聖子さん)嬉しかったです。多分、まだどこかに残っていると思います(^_^;)
大人になってからはわりと同世代の作家さんの作品世界をもとにしたファンジン(同人誌)を有志で作って進呈したり。それに近いテーマの自分の同人誌をお送りして、お手紙をいただいたり。(荻原規子さん)
まだ1990年代までは郵送と手紙を中心としたやり取りでした。いちいちドキドキしていたのは若かったからかな?(^_^;)
直接届く速さと便利さ=距離の近さを感じる
それがいまのようにネットの時代になると様相がころっと変わります。
なんたって、作者と読者が直接SNSでやりとりできる時代ですから…(^_^;)
Twitter派の作家さんや漫画家さんは多いかもしれませんね。気軽につぶやけるからかな?
村山早紀さんなどは本の感想などはマメにリツイートしてくださいます。
見ていると、出版に関わる編集さんはもちろん、書店員の方々とも交流されていて、ああ、だから「桜風堂ものがたり」みたいな作品が生まれるわけだなあ、と納得してみたり…(^_^;)
「新刊買いました(^^)」とブログに書いたかどうか忘れましたが、Dr. Lisa Randallから「楽しんでください」(英語だったと思いますが)と海外からメッセージをいただいたり。
(すいません。去年の新刊はまだ読めてません)
それと去年でしたよね。「呼び覚まされる 霊性の震災学」を読んで、いたく感動して、ブログに感想を書いたら、この本の執筆者である大学のゼミの金菱先生からいきなりお礼のコメントをいただいて、「ゼミの生徒たちにLINEで転送します」ということで、うわー、そういう時代になったんだ、となんというか、感慨のような、摩訶不思議な気持ちになったものでした。
おかげで、それだけ作者との距離が近いと、もう昔のようにファンレターを書くのにいちいちドキドキしなくて、そこはちょっと寂しいような気もするけれど、でも昨日の「成人おめでとう」メッセージみたいなものを見ていると、その空気感もいいな、と思います(^_^;)
クラウドファンディングのように、大勢の意思を集めると、かなり大きなことができるようになった世の中ですが、でも基本的な一対一の気持ちのやりとりはいつまでも大切にしたいと願ってしまいます(^_^;)