お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

平坦な人生だったら退屈で死ぬのかも… (^_^;)

 

レジリエンスについて

 

昨夜、どうにも眠気が強くて、午後8時には寝てしまい、午前3時には起きたんですが、明け方にはまた少し寝たので、トータル8時間近くは寝たような気がします。ベッドの中にいた時間は10時間くらい。でも外出のあとだからか、微熱のかげんかわかりませんが、しっかりとしんどいです。

 

なんとかご飯の支度だけはしましたし、明日はクリニックの受診日なので、今日はどこにも行かないつもりです。まあ、この程度の反動は仕方がないですね。

 

精神的にはこたえなくても身体的に堪えるのは症状なのか、それとも年齢的なものなのか悩みますが、同じ双極性障害の方も歳を取るにつれてしんどくなる、と言われていたので、ある程度仕方がないのかもしれません。

 

昨日、たまたま見つけたサイト、レジリエンスについて書いてあるのですが、これについては以前にも書いたことがあるなあ、と思います。

 

 

haruusagi-kyo.hateblo.jp

 

www.direct-commu.com

 

回復力とか復元力とかいうのかな? 要するに転んでも立ち上がる力じゃないかなあ、と思います。これがあると失敗することや転ぶことを怖れなくなるというか。

 

この力が弱いとうつになりやすいらしいのですが、私はもともとあまり弱くないのか、もしくは鍛えられたのかわかりませんが、ここで診断すると「レジリエンスかなり高い」になります。

 

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まあ、結構年の功っているのもあるかもね (^_^;)

 

 

 

レジリエンスが強固に備わっています。日常的なストレスならば乗り越えることができますし、ピンチが来ても、それに圧倒されない心のタフさを持っています。しなやかに立ち直ることができるでしょう。困ったことが起きても、うまくプラスの要素を見つけたり、人に頼ったり、自分なりの解決法を見つけ出したりする力があると言えます。

 

 


だからいまはメンタルよりも身体のしんどさの方が辛いなあ、と思います。まあ、復元力が強ければましかな (^_^;) ←こういうふうに思えるあたりがいいんだろうな。

 

 


「十三歳にしてわれ老いたり」

 

先日読んでいた「臨床家 河合隼雄」の中で、柳田邦男さんが明恵上人の夢日記に触れておられます。

 

 

臨床家 河合隼雄 (岩波現代文庫)

臨床家 河合隼雄 (岩波現代文庫)

 

 

 

明恵上人は13歳の時、「十三にしてわれ老いたり」という言葉を残して自死しようとされたということです。結局それは失敗に終わったわけですが、これについて河合先生は

 

 

 それは、人間は12、3歳あたりで一種の完成度に達するのではないか、というものだった。その後にセックスを直接的に感じるようになるのだが、その直前のところで、自分が完成度に達したということと、その後に来る厄介なことへの予感の狭間で、「老いたり」という思いがつのり、死にたいと思うようになる、というのだ。

 

 

 

…これ、私にも酷似したことがありました。老いた、というよりも「もう子供ではない」と突然に悟った瞬間があったんですね。あまりにも鮮烈な記憶で、いまでも五感の記憶として残っていますが。

 

梅雨明け直前の晴れた夕方で、世界は気持ちのいい風が吹くとても綺麗な場所でした。それ以前の私は近所の子供たちを集めて、他愛のない遊びをしていました。弟も含めて、7、8歳年下の子供を引き連れて、かくれんぼとかかかしと呼ばれる石投げあそびとかゴム跳びとか、そういうことをして遊んでいると、晩ご飯が出来たよ、とそれぞれの家から声がかかるというね。

 

そういうふうに過ごしていたのですが、11歳になる間際の夏の夕方でした。「もう子供ではない」という強烈な実感がいきなり自分の中に押し寄せて、その時以来もはや子供の中に入って遊ぶことが不可能になり、喪失感のようななんとも説明しがたい思いに支配されるようになりました。

 

やがて初潮や片頭痛がやってきて、おまけに厭世観希死念慮もやってきたし。大人になるのは辛いことだと思い知らされた感じです。

 

なんかあのへんの年齢にひとつの峠がありますね。

 

それくらいの年齢で自死を選ぶ子は理由がわからないけれども、その峠を越えることがつらかったのかもしれません。思春期は思春期なりに、結構大変でもあるのです。

 

 

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