HSPの本に関する後日談
以前、「敏感すぎる人が快適に生きる本」について書いたことがあります。
この本の著者の苑田さんから、アンケートの結果が送られて来ました。
なんのアンケートかといいますと、HSPの人はよく対面した相手の気持ちや体調まで鏡のように共感して受け取ってしまって、結果として疲労困憊したり、がたっと体調を崩したりすることが多いんですが、そのようなことが対面じゃない場合、例えば電話の会話や、メールのやりとりなどでもそういう体調に響くような変化があるかどうか?というアンケートを取っておられたのですね。
私も参加したから、その結果をまとめて送ってくださったのでした、参加者全員に。
結果は結構多かったです。対面じゃなくて、電話やメールを通してやりとりするだけでも調子を崩すことがある、という人が40%前後かな。興味のある方だけ参加されているので、割合が高くなるのかもしれませんが、苑田さんが今後の調査や研究の参考にしてくださると思います。
私個人はあまりそういう体調を崩すほどのメールや電話の体験はありませんが、あとでどーっと疲れることはまれにありますね。主に電話かな。
エナジーバンパイヤという表現がありますが、やたらと人を疲れさせるタイプの人ってやっぱりいるかなあ、と思いつつ…。
私のパターンは微妙に違う気がする
でも私の場合は相手が個人よりも「その場所」に疲れることが圧倒的に多いです。大病院の待合室とかテーマパークとか、とにかく人が多い場所での疲れ方が半端じゃないです。
特定の「人」に疲れるというよりも「場所」とか「場」に疲れる感じがします。
「デパートに連れて行ったらな、次の朝もう意識がないねん」と母が行ってました。1歳くらいの時からそうだったらしく、別にデパートに行くのが嫌だとか、そういうこと考えてない時ですよね。大食堂でお子様ランチ食べるのが楽しみだったし、屋上で遊ぶのも好きだったし。そういうのと無関係に身体は反応してしまうのです。
私の場合は多分これだな。
本態性型自律神経失調症
生まれつき。私ほどじゃなくても弟もこの傾向がありますし、両親ともに自律神経系統は狂いやすいタイプでしたので、遺伝的なものもあると思います。で、きっと多分、これも生涯治らないと思います。薬などでいくらかましになるかもしれませんが…。
規則正しい生活、というのは普通の人の何倍も何十年もずっと心がけてきたし、若い頃は自己流でヨガも気功もやりました。そのおかげでいまでも腹式呼吸です。
10代からずーっと漢方薬飲んでるけど、やっぱり完治には至りませんでした。諦めてますけどね。いくらかマシになったら儲け物なので、明日、クリニックの受診日なので、漢方薬を増やしてもらうべく、お願いしてこようと思っています (^_^;)
個人じゃないものに反応している??
こうして見ると、私は「人個人」じゃなくて、もっと広い範囲の「場」とか、お天気や気圧や月の満ち欠けにもかなり影響を受けるタイプに思えます。それでそちらの影響の方がずっと強いために、人に対する同調性はかえってましなのかもしれませんね。
共感はするけど、自分と別個のものとして感じ方を分ける訓練にはイマジナリー・フレンドが役立っているかもしれません。
イマジナリー・フレンドとは意識すれば五感まで共有も可能ですが、滅多にやりません。それこそ作品の形にでもしようとしない限り。(実は10代の男の子なんかに同調したら、すごい身が軽くて快感なんですけど…。運動神経もよくて。でもその気分で動くとこの肉体が怪我するのがオチ…)
特定の個人に共感するのをコントロール出来たら、もしかしたら他の人の相談に乗りやすくなるかもしれませんが…。HSPの人は共感しやすいあまりに自分も引きずられるジレンマを抱えておられます。だから自分の体調が悪くなって、人を助けるどころではなくなってしまうのですね。
私も自然に助けられているのかどうかよくわかりませんが…。双極性障害を抱える人の中にも自律神経失調症を診断される方がおられます。
なんとなく全部繋がっている部分があるのかもしれないなあ…と、ふと思ったのでメモ的に記しておきたいと思います、いつかもっと解明されるかもしれませんしね (^_^;)