これを書こうと思ったのは、地震関連で流れてきた女性からのつぶやきでした。まとめられているそれを見ると「ええ〜？これってマジ？」と思った内容でしたので、書こうと思いました。
おそらく現在も避難所で苦労している女性がおられると思います。そういう方に早く物資が十分に届いて、少しでも不快感が和らげられますように…。
初潮が始まってから妊娠中を除いてはほぼ40年くらいでしょうか、毎月、数日から1週間くらいこれとつきあっているわけです、女性は。思えばかなりの忍耐のようなものを要求されている気がします。
私の場合を書きますね。初潮は12歳、中学生になった時でした、これも個人差があるから、いまはもっと早くから始まる人が多いと思います。で、始まったばかりの頃とかは大体不定期というか周期もきちんと来ないんですよね。ホルモンバランスとの関係で、私はずっと生理不順に悩まされていた方でした。慣れない頃はいつ始まるのかわからないし、常にポケットにナプキンを入れて歩いていたりとか。
それで生理前になると無性にイライラが強くなりますし、やがて吐き気がしてきます。それからお腹が張って痛みに変わってくるし。本格的になるとお腹もですが、もう腰まで痛いんですよね。立っていられなくなってきます。仕様がないから鎮痛剤を飲むことになりますが、それでも数時間しか効果が続きません。もうどうしようもないから寝てる (ーー;)
生理前には厭世観が強くなって、毎月死にたくなるし。高校生の頃には婦人科に相談に言って「卵巣機能不全」と言われたこともありました。だからってどうしようもないから、漢方の婦人薬「当帰芍薬散」あたりを買って飲んでいました。
まあ、自分は結婚するつもりも子供を生むつもりもなかったし、嫌だったなあ、毎月。個人差はありますが、全体的に私は症状が重い方だと思います。合間には片頭痛も起きますしね。
20代後半になって、勤めるようになってからは私はタンポン派になります。結構動くことが多かったから…。それでも量が多い時やなかなかトイレに行けない時はナプキンと併用してました。夜も。それでも持たない時は２時間持たないかも…。
子宮筋腫などがある人は貧血するくらいに出血が多いからもっと大変だと思います。それで手術が必要になるわけですね。
何度も経験していると、私の場合、いま現在どの状態にいるかがわかるようになりました。子宮内膜が剥がれようとしている、剥がれた内膜を子宮が押し出そうとしている「プチ陣痛」みたいな痛みです。それが出てしまうと痛みのピークは過ぎます。
それが大体２日目あたり。でも剥がれてしまっても、まだ出血は続きます。５日から1週間くらい。ホルモンバランスが崩れている時は10日とか２週間とか続いたこともありました。油断すると下着を汚すので、きっちりなくなるまで気をつける日が続きます。
こういうのがないだけでも男の人って楽でいいなあ、と思ってました。
ところで、我が家ではこの話題はまったくタブーではありませんでした。男性は父と弟ですが、母と私が平気で生理の話をするし、生理用品も隠さないし、気が滅入るだのお腹が痛いだの、気分が悪いだのってごく普通に話していましたし、二人とも自然と理解していったというか、「あー、きついんやなあ…」というのが私と母を見ていたら自然とわかったと思います。だからイライラしても「ごめんな。今、生理前やし」と言うと、二人とも納得してくれていました。
実はこういう環境がすごく大切なんじゃないかと思っています。生理に対する理解が自然と出来るし、大切なこととか、すんなり理解しやすいと思います。
家の中でそういうことをタブーにしないで、自然に話が出来ることってすごく大切。特に男の子をお持ちのご家庭とか、逆に女の子をお持ちのご家庭でも、タブー視しないで、きちんと教えてあげて欲しいのです。いずれはパートナーとなる異性のことですから、基本的な理解が必要だと思います。
私の頃は小学校高学年になると女子だけを集めて「月経と初潮に関する教育」が行われましたが、あれって女子だけでは不完全ですね。のちに担任によって男子にもきちんと説明されて、「だから生理中の女子をからかってはいけない。労らないといけない」とフォローがされたので、からかうような男子もいなくなりました。先生、グッドジョブ！
だから書くのも個人的にはタブーじゃないのよ (^_^;)
基本的に正しい知識が伝わっていれば避難所でも呆れるやりとりがなくなると思います。生理用品は赤ちゃんの紙おむつ、寝たきりの病人や高齢者の紙おむつと同じおなじ重要度です。女性ももっと主張して欲しいけど、言いづらいんだろなあ。私だったらどんどん言うけどさ (ーー;)
どうぞ不便な環境におられる女性達が少しでも快適に過ごせるようになりますように…。
