死神=希死念慮ですが、このあいだ一度おっぱらったのに、またいつのまにかいるんだよね。
特に原因はないけど、やっぱりうつになっているんだと思います。そこへ持ってきて風邪が治らないこととかあって。気がつくといるんだ。
まあ、10代の頃からこういう感じだったから、いまさら慌ても逃げもしませんが…。なるべく早くお帰りいただけるように努力は致します。
さきほどたまたま特養のケアマネさんから電話があって、来月のカンファレンスの日がほぼ決まり、母にも伝言を頼んだので、風邪がましになるまで待っててくれるかな、とは思いますが…。まあ、ひとつ予定が決まり。役所関係のことと連携があるので、一緒に済んだら助かるけど、まだどうなるかわかりません。
子供の頃に読んだ「クリスマスキャロル」ディケンズ作の挿絵の死神が非常に怖くて、いまから思えばどうしてああいうシンプルなものに恐怖を感じたのか不思議なんですが、10歳前後だと「死」そのものが怖かったんだと思います。
黒いローブと片手だけの単純なシルエットで描かれた死神から漂う圧倒的な重さ、暗さ、黒さ、絶対的な運命のようなもの…。
私の絵ではとても再現が不可能ですが、画家さんが意図された以上のものを子供は受け取っていたような気がします。ページを開けるもの怖かったですね。
この作品は
少年少女世界の文学(河出書房新社) リスト
の中にありました。村岡花子さん訳ですね。
給食の関連でまた昔の検索をしていたら、私が読んだ文学全集を見つけました。ちゃんと記事にされている方がいらして感動です。以後、おばさんの述懐~(^_^;)
河出書房の全集はオールカラーの挿絵が入っていましたが、当時、メインに父の給料日に買ってもらっていたのが小学館の全集の方です。
内容濃いですよ~。毎月1冊でもすごい楽しみにして読んでいました。いまでも結構覚えてますもん。
私が読んでいた全集は本の表紙に世界の名画が使われていて、この版を探してみたら、ちゃんと残しておられた方がありました(^_^;)
小学館・少年少女世界「の」名作文学シリーズ全50巻再発見: 薄味
「フランス編」の1冊にモナリザが使われていたんですが、なぜか私はこのモナリザが怖くて怖くて、表紙を上に向けるのも嫌なくらいに怖かったんですよね。なぜだろうか??いまでも理由はわかりません。
でも、全巻の中で確実に記憶に残っているのはこのモナリザだけなんですよね。他の名画はドガの踊り子くらいしか覚えていません。いや、表紙以外ではほかの作品もみたことはあるんですが…。
児童向け、少年少女向けとはいえど、当時の日本が文化的になにを求めていたのか、大人向きの文学全集と並べてみるとよりよくわかりますね。
私はちょうどうまくその文化が広く大衆に向けて出版されようとする時代に生まれたために、かなりその方面の偏りが少ない教養の基礎に出会えたのではないかと思っています。
その当時に電子本の全集が存在したと仮定しても、やはり紙の本でなければ、怖さや感動を伴う長期記憶にはなりがたい気がします。やっぱり紙の本をなくすと文化も衰退しそうな気がします。
デジタルデータを信用しきれない世代の繰り言だと言われたらそれまでですが…(ーー;)