きょうもやっぱりとってもしんどい、…ので、軽い内容でまいります。
要するにネタについてなにも考えてなくて、思いつきで描きますよ、ってことですが、その思いつきで5分くらいで書いた一昨日の記事が思いのほか好評をいただいたので、ちょっとびっくりしています。
まあ、常日ごろから思っていることだからぽろっと出ちゃった、というのはありますけどね… (^_^;)
古典と私と…
先月、描いたイラストに「梁塵秘抄」というタイトルをつけました。自分のサイトの中では有名ないくつかの歌も引用してご紹介しています。
で、この梁塵秘抄ですが、私が持っている本は古典文学全集の小学館版の1冊なので、本自体はよく出来ている内容なんですが、いかんせん、寝ながら読むのには非常に不向きです。分厚いハードカバーだから。
なので、文庫でいいのがないかなあ、と探していて、結構「とんでもない現代語訳」などを見つけてショックを受けました。風情もなんにもありません。単なる現代の流行歌、に綺麗に書き直してあるならともかく、あまりにもあんまり、という感じです。歌にはリズムが大事だと思うのに、それが消えてしまったのはやっぱりショックだとしか思えないです。
↓これは真面目なおすすめ本です (^_^;)
明治ってもう古典なの?
そういえば昔、遠野物語の本文(「拾遺」じゃなくて)が現代語訳されてたのを知った時もショックだったなあ…。
単なる文語体ですよ。明治の文章だからそんなに難しくないですよ。あの文章だからこそ生きる世界が鮮やかだったのに…。高校生の私がべつに普通に難しいとも思わず読んでたのに…。
もしかしたらいまの「教養」の中には古典って入ってないんでしょうか?日本には日本の、西洋には西洋の、中国には中国の古典がたくさんあって、それこそ数百年、数千年単位で生き残ってきたものにはそれだけの価値あるものが多く含まれていると思うんですが…。
読まないと勿体ないですよね。まあ海外のは語学の問題もあって、ラテン語とかいわれたらお手上げですが、せめて日本の古典は読み下し分と解説くらいで読もうよ…。
慣れるとおのずと内容も理解でてくるから…。リズムのいい文章は記憶に残るから、私が中学生の時に覚えたものが何十年経っても自然と口の端に上ってくるくらいですから…。
そういうのって宝なんじゃないかなあ、と思います。
とりわけ夏休みはそういうのに取り組むと言うか、齧ってみるのに持って来いの期間なんですね (^_^) そういう時期を有効に生かしていただきたいなあ、と願う次第です (^_^) なんたって生涯の財産になりますから…。
謡曲集もおすすめ〜 (^_^)