お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

だから超人じゃないってば!

もはや何を言われても信用出来ない段階です。

それで無駄な抵抗をしているように思えますね。蓮

実際に作業の現場にいる人たちにはたまったものではありません。輦

http://jp.wsj.com/japanrealtime/2011/03/31/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%AE%E8%A6%8F%E5%88%B6%EF%BC%8D%E4%BF%A1%E3%81%98%E3%81%A6%E8%89%AF%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B%E6%82%AA%E3%81%84/

以下、引用します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放射線に関する政府の規制-信じて良いのか悪いのか

放射線被曝量についての規制が大幅に緩められたり、食品の放射線量の上限が既存の類似の基準と比べて緩く規定されたりしたことから政府の放射線量の規制に疑問の声が強まっている。

これについて人々の受け止め方にはおおむね二通りある。

まず、「今まで政府は放射線など少ないに越したことはないと思って、ろくろく考えずに非常に厳格な基準を決めていたんだろう」と思っている人たち。それから、「福島の原発からどんどん放射線が飛散しているので、国民を安心させようと思って緩めているのだろう」と思っている人たち。いずれにせよ、「時と場合によって変わる基準値って何なんだ」という国民の不信感につながっている。

最初にびっくりしたのが、福島原発で頑張っている作業員たちの被曝線量の制限だ。いきなり2.5倍に引き上げられたのである。事故の前、放射線業務従事者が被曝していい放射線量は「電離放射線障害防止規則」で50ミリシーベルト、緊急時は100ミリシーベルトと定められていた。それを厚生労働省は 15日、福島第1原発の作業員に限って250ミリシーベルトにすると発表したのだ。この変更で、福島原発の状況は相当危機的なのではないかという憶測を生んだ。

厚生労働省によると、250ミリシーベルトは「国際放射線防護委員会(ICRP)が緊急作業時の被曝の限度としている500ミリシーベルトの半分であり、250ミリシーベルトまでは急性期の健康影響を認めない」として変更を決めたという。

元々の100ミリシーベルトという数字は1977年のICRPの勧告で示されていたものだ。1990年の勧告で、500ミリシーベルトに引き上げられた。だが日本は、国際原子力委員会(IAEA)の基本安全基準(BSS)では「緊急時の介入を実施する作業者の防護として、1年間の最大の線量限度50 ミリシーベルトの2倍(つまり100ミリシーベルト)以下に保つよう努力を払うべき」となっていたことから100ミリシーベルトという上限を変えなかった。ちなみに2007年のICRPの勧告は、緊急時の作業について、作業員の重篤な健康被害を避けるためなら放射線量の上限を1000ミリシーベルト、軽度の影響まで避けたいなら500ミリシーベルトが限度としている。

次に食品から検出される放射線の量の基準だ。水道水からヨウ素131が検出されたとき、「暫定」規制値を上回る・・という表現がなされていた。厚労省によると、実はそれまで基準がなかったので、17日になって、原子力を安全に利用するため行政機関や事業者を指導する役割を担う原子力安全委員会が示していた指標値を、暫定的に使用することにしたのだという。

この基準がそれ以前からあった輸入食品に関わる規制よりも緩いものだったことから、ネット上で、この基準で大丈夫かという批判が渦巻いた。

では、今回その基準はどのように決められたかというと、ICRPの勧告した放射線セシウム(1年当たり実効線量5ミリシーベルト)、放射線ヨウ素(同50ミリシーベルト)をベースに、それぞれの食品を飲食するときの量などを考慮して専門家が定めたという。その結果が放射性ヨウ素で飲料水、牛乳(原乳)なら1キログラム当たり300ベクレルセシウムは同200ベクレル、野菜類ならヨウ素同2000ベクレルセシウムなら同500ベクレルといった上限値だ。輸入食品については、チェルノブイリの後、セシウムについて1キログラム当たり370ベクレルという暫定規制値が使われていた。

問題は、こうした基準そのものだけでなく政府の広報の仕方にもある。飲料や食品の基準を超えても、枝野幸男官房長官が「ただちに健康に影響があるものではない」と繰り返し言うので、筆者は当初、「短期間なら基準を超えたものを食べても大丈夫だが、ずっと食べ続けたら危ないよ」という基準なのだと思っていた。

だが24日の会見で、枝野長官が、「ただちに健康に被害が出ないことはもとより、将来にわたって健康に影響を与えるような放射線量は受けない」と言ったものだから、わからなくなった。

将来にわたっても大丈夫なら、なぜ規制するのかという生産者の悲痛な声に誰もが同情した。水道水ならば消費者の財布がちょっと痛む程度だ。だが、牛乳や野菜の場合、摂取・出荷制限をすることは、そのまま生産者の死活問題になる。政府には、その辺りへの配慮も必要だ。その後の枝野長官の説明は、長期間食べ続ければ健康障害が起きるかもしれないといった説明になった。

放射線被曝基準の科学的な根拠については専門外の人間には判断が難しい。だがのちのち科学的に検証可能な基準値について政府がウソをつくことは考えにくい。疑うなら各地で行われている検査結果の数値であろう。

とはいっても検査結果が正確かどうかをチェックするのもたいへんだ。というわけで、普段から体に悪いことをたくさんしている筆者は、放射線にばかり敏感になってもしょうがないと諦め、昨日は近所のスーパーで通常298円の茨城県産の大葉10束を38円で買った。

記者: 竹内カンナ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Copyright (C) 2001-2018,Haruusagi All rights reserved.