お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

和泉式部が訪れた土地ー貴船ー

 

ものおもへば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂かとぞみる

 

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無茶苦茶古い絵です。2001年作(^_^;)

 

 

kifunejinja.jp

 

 

いろいろスムーズでありがたいです(^^)

 

 

さて。母も行きたがっていた貴船神社、参拝してきました。

 

不思議なもので、前日は緊張していたのに、昨日の朝、タクシー待ちのあいだはとても落ち着いていました。まあ、母などと一緒だという安心感かも(^_^;) 私はよく見えない家族を精神安定剤にするから。おばあちゃんにもかつて安定剤になってもらっていました。

 

これってわりとパニック対応に効果があるみたいです。「ここは病院だからなにかがあっても大丈夫」というのと同じような安心感。面白いものですが(^_^;) 長い間に気付いたライフハックみたいですね(^_^;)

 

で、昨日は7時40分くらいに団地の駐車場に降りましたら、電話がかかってきて、「ちょっと前からお待ちしてました」と運転手さんてばいつのまに(^_^;) あっち向いたらすでに待機中でした(^_^;)

 

で、即乗せてもらって雑談しながら北を目指します。途中で上賀茂あたりで、コンビニでトイレを借りました。往路の所要時間はトータルで1時間15分くらいでしょうか。

 

混むのを心配したんですが、全く渋滞もなく、平日の朝のおかげかもしれませんが、参拝客も少なくて、お天気はいいし、用意してもらったとしか思えない好条件の半日でした(^^)

 

目的はここだけと言ってありましたので、運転手さんが「それでは奥宮の駐車場でお待ちしています」とのこと。一本道らしいから頑張って歩こう、と思ったんですが、あの自然石の石段は見た目よりもきつかったです。

 

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とにかく膝に来る石段。平らな部分がほとんどない。

 

途中で何度も休んだんですが、下を見ないと足を挫きそうで、自然石だから全然平坦じゃないし。奉納品も重いし、これはちょっとまずいかも、と思っていたら膝が痛くなりました。それから足首も。とにかく足元を見て気をつけて登るんですが、やっぱりきつかったです。右膝が痛いなあ、と(-_-;)

 

やっとの思い上がったら、すぐそばでなにか小鳥が囀っていて、ああ、これも歓迎してくれているんだと思いましたが、なにしろしんどいから声も姿も特定出来ませんでした、ごめん。

 

ja.wikipedia.org

 

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神様のお使いというか、こういう存在は神使だろうな、と思っています。虫とか蛇とか爬虫類のこともあるらしいですが、自然の中でないと出会いにくい存在ですね。

 

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石段を登っているあいだに頭が白くなって、いろいろ大事なことを忘れた気がします。お作法的なものとかもろもろの。なので大変失礼をしてしまいました。

 

行くだけでいっぱいいっぱいな感じでした。一番残念なのは私ですね(^_^;)

 

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もう、気温2度とかいう中で汗びっしょりになったから許してもらおう。

 

丑の刻参りでも有名なところですがこれだけ明るくて健康的な印象だと藁人形も見つからないですね(^_^;)

 

本宮で奉納品をお納めして、朱印帳も書いていただいて、ラムネとかあるんだなあ、と思いつつ、弟にストラップだけ買って、お参りしました。これでよかったのかなあ、と思いつつですが(^_^;) 大抵は先に参拝してからいろいろ買ったりするからなあ。ここは先に朱印帳書いてもらったり、お札受けたりするから…。(で、お札をもらい忘れる)

 

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車が通らないのは助かりますが…

 

ここから結宮も結構あって、しかもこの道は全部がゆるい上り坂で、わー、これはきつい。結宮をみるとまた石段の上だったので、お詫びしながら、もう下から参拝させていただきました。石段に負けました。落ちたら大怪我だと思います。祭神の磐長姫さまにお詫びしております。

 

イワナガヒメさまは縁結びに力を貸してくださるらしいので、そういうご利益を求める方向きかも。古事記では妹のコノハナサクヤヒメさまと姉妹でお后に召されたけれど、美人の妹に比較してあまり美しくなかったために自分だけ帰された。実は彼女は「不死の象徴」だったため、ヒメを拒否した天皇には寿命に限りがあるようになった、ということです。

 

でもそれよりも他人のカップルの幸福なご縁のために尽力してしまうところが好きだなあ(^^) 心意気が素敵な女神さまです。ご利益ありそう(^_^;)

 

 

shinto-bukkyo.net

 

 

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奥宮も石段だったらアウトかも、と思ったんですが、石段ではなかったので、セーフでお参りしてきました。

 

奥宮の駐車場にたどり着いたら運転手さんに「よく歩いて来られましたね」と言われたんですが、下りは皆無で上り坂ばっかりでした(-_-;) まあ、山の奥に行くから仕方がないですが。この距離と坂を歩くのは20年ぶりくらいです。

 

伏見稲荷でも奥宮までがやっとの現状。子供のころは走ってお山してたのに。(山をぐるっとまわって参拝するのを「お山する」と地元では言います)体力ないなあ。

 

でもあれだけの樹木に囲まれていたら、大変気持がいい雰囲気でした。車の中でもやもやしていた気管支というか、喉の奥のもやもやが治りました。帰宅してもなんともないから、車の中でアレルギー物質っぽいものがあったのかも…。空気がきれいだと思いました。

 

 

 

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紅葉にはもうちょっと早いですね。うっすら黄色くなりかけた木もありましたが。全体的にはまだまだです。

 

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母もこれで満足してくれたかな?(^_^;)

 

 

未知の場所はまだあるよね

 

生まれてからずっと京都人やってますが、意外に行ったことがないところもあります。思い出すと金閣寺とか(ここはあまり趣味でないので行きたくないかも)あとは西の方、松尾大社とか苔寺あたりも行ったことがないです。思いつくのはそれくらいかな?

 

まあ、おいおいに機会があればですね(^_^;)

 

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 コーヒーは弟が飲みました(^_^;)

 

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 作業療法士さんに「京都の水の神様のところには行くんですよ」と言ったら「え?琵琶湖?」というのもウケた(^^) まあ、現代ではそうですが、平安京の水神様だし、家からだと本当に真北。朱雀から玄武への移動です。この四神の概念も抜けないなあ(^_^;)

 

関東の方が「関西の人、特に京都は古来の神様との絶妙の距離感を感じる」と言ってらして、依存せず疎かにせず、らしいのです。そういうふうに見えるんだ。内側にいると気付かないから興味深いですね。まあ、生活に普通に溶け込んでいるので…。

 

引っ越してご挨拶する神社がない?というのはちょっと衝撃でしたし。

 

「ない」ことで気付く価値感もあるんだ。意識することで常に天に見られているし、という視点を忘れないのは確かだと思います。目に見えないものが倫理や慈愛や公平さなどの別の「見えないもの」とリンクしている感じ。人間が誰も見てなくても悪いこと出来ない(^_^;)

 

ちなみに私には平安京の概念もずっとありますが、東京の事は文化的に恵まれていること以外は気にならないです。人の数でいうとこれくらいがちょうどいいから。

 

でも現代の場所はすぐに平安京のあのあたり、といつも無意識に変換してしまいます(^_^;)

 

 

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