昨日、新しい外付けHDDが届いたので、早速フォーマットしてTime Machineの設定をして、バックアップを取りました。データが1.1TBもあったので、最初のバックアップだけは5〜6時間かかりましたが。思わぬ出費でしたが、ちょっとやれやれです(^_^;)
病気の人には頼むから余計なことを言わないで欲しい
池江璃花子さんのご病気の関係で、世間が色々やかましいようです。献血やドナーになりたい、という行為は望ましいので、大いに賛同したいですが、私がツイッターでフォローしているお医者さん方がやはり怪しげな民間療法の話がどんどん流れてくるので、大変案じておられました。
そういう怪しげな情報は多分池江さんのところにも届いているのではないかと推測されるからです。
公表をしてしまうと、この類の善意からの情報がくるから大変だということですね。
ガンの闘病をしておられる幡野さんもそういうことなどを嘆いておられました。これはやはり善意ですが、それでも言葉は難しいですね。
病気を公表したときに“可哀想”とか“残念”って感想をいってしまう人が少なくないけど、患者さんに“申し訳ない”という罪悪感を抱かせて、追いつめるだけだからやめたほうがいいよ。
— 幡野 広志 (@hatanohiroshi) February 13, 2019
そして病気の報告は相談ではないので、根拠のないアドバイスもやめたほうがいいよ。
じゃあなんて言えばいいんですか。ってよくいわれるんだけど、そもそもなんでなにかを言いたくなるのだろう。
— 幡野 広志 (@hatanohiroshi) February 13, 2019
もう一度いうけど、病気の報告であって相談ではないのだ。
気まずさを紛らわせようとしたり、患者さんではなく自分を納得させるための言葉はすべて止めた方がいい。
残念ながら病気になると日常を失う。
— 幡野 広志 (@hatanohiroshi) February 13, 2019
できたことが、できなくなるのだ。
復帰できる人もいれば、復帰できない人もいる。治療がうまくいく人もいれば、うまくいかない人もいる。
いい方を信じたくなるけど、根拠のない安易な励ましほど危険なものはない。
“患者に寄り添う”という言葉があるけど、その言葉が患者さんに寄り添うことなのか?それとも患者さんを自分に寄り添わせようとしているのか?
— 幡野 広志 (@hatanohiroshi) February 13, 2019
一度考えてみてほしい。
ただでさえ体調は悪く、治療も大変だ。必要のない大変さまであたえることないでしょう。
こういう心情はすごくわかります。内臓の病気ではなく、私の場合は精神疾患ですけど、気持ちの面ではほとんど同じです。
内臓の病気を精神疾患に置き換えてみてもいい加減な治療法とか、根拠のない励ましとか、そういうことを言われると腹が立つよね。その辺はわかる。できればやはり静かに治療に専念させてあげるのがベスト。それと「私にできることがあったらいつでもなんでも連絡してね」と言うくらいかな。
— 藤本恭子/双極性2型障害と共生中 (@haruusagi_kyo) February 13, 2019
それと愚痴や泣き言はいつでも黙ってそばで聞いてあげる。何も言わなくていいのです。むしろ黙って聞く。結局はそれが一番の慰めになりそうな気がします。
これってほとんどカウンセリングみたいですが、でも私にはそれが最善に思えます。「善意で治療の邪魔をしないこと!」ですね。とっても大事。
「夢を諦めたことありますか?」
このタグが興味深かったので、乗っかってみました(^_^;)
#夢をあきらめたことありますか
— 藤本恭子/双極性2型障害と共生中 (@haruusagi_kyo) February 12, 2019
生まれつき普通の子供よりも弱めの体質だったので、そもそもはっきりした夢を持たずに来た。職業として目指したこともない。でも死ぬまで絵を描いていたいな、と幼稚園の時思った。以来それは私の北極星。還暦過ぎましたがおそらく死ぬまで描いているだろうと思います。
この星は60年以上いかなる時でも私の行くべき道を照らしてくれた。病気だの何だのあっても諦めなかった。だって描かないと死んじゃうし。
— 藤本恭子/双極性2型障害と共生中 (@haruusagi_kyo) February 12, 2019
生涯アマチュア、生涯無名でいいんです。死ぬまで描き続けられたら、それは『消えなかった夢』として完結すると思います。
「以来それは私の北極星」というお言葉は、すごいですね。到達を気にするのではなく、消えない夢なわけですね。
— 頭木弘樹📕新刊『NHKラジオ深夜便 絶望名言』『絶望書店 夢をあきらめた9人…』『トラウマ文学館』 (@kafka_kashiragi) February 13, 2019
書きながら自分でもすごく不思議だと思っていました。自分の中にどうしてこんな揺るぎない強いものがあるのか、未だによくわかりませんが、でも幼い頃からこれが自分軸として確固として存在していたために、いじめにあわない強さを持てたし、病気に負けない強さも持てたし、応援してくれる家族を守る強さも持てた。
くじけそうになっても、この「北極星」を思い出すとどこからか力が湧いてくるし、立ち直れるんですよね。希望の星みたいな。
これを守るために、というのが常に家族とともに最優先にあったので、私もかなり多くの挫折を経験していますけど、その都度立ち上がって来れたんだと思います。そのうち逃げるのも面倒だから正面からぶつかる勇気も出てきて。
いや、私、ずっとなりたかったのは「悲劇のヒロイン」じゃなくて「運命に立ち向かう王子(勇者でもいい)」だったから…(^_^;)
病気になったから進学できない、いいよ、絵を描くから。同じ絵を描く友達ができた、嬉しい、一緒に本を作ろう。創作の喜び、ここに極まれり(^_^) 介護が必要になったけど、うん、でも絵は描けるから。双極性障害でも手は動くから、絵が描けるから。それさえできれば他に特に欲しいものもなかったし。
で、ここまで来て振り返ると、なくした夢、というのがないんですよねー。できなくなったことはいっぱいありますけど、でも絵は描けるから(^_^;) …自分でも本当にこれはなんだろう?と思います。
あ、そうだ。きっと羽生さんにとってのスケートに近いんじゃないかと思います。彼もきっと死ぬまで滑るのをやめない気がするし(^_^;) 負けず嫌い。とりわけ自分自身に負けたくない。
見失わない星があるってすごい強みですよねー。母の親友のTさんと話すといつも「あんたは強いなあ」と言われますが、バリバリの戦中派、昭和一桁世代に「強い」と言われるのってなんだろう?とこれも不思議です(^_^;)
でも本当に私にはそういう宝があるので、これからも消えない星を目指していきたいと思います。
(そういえば昔、働いていたデザイン会社の新商品に「ポラリス」という名前をつけたことがありましたっけ。韓流ドラマとは無関係です(^_^;))
これ、なんか自分のことを言われているみたいだった(^_^;)
どこまでも自分軸でしか生きられない私(^_^;) でも楽しいけど。