人間関係リセット症候群の実例
そろそろしんどいから休もうかな?と思っていたんですが、昨日なかなかすごい話をお聞きしたので、それをちょびっと。実際にお知り合いの方なので、取りあえず仮名にしますね。
ある若い女性の体験だということで、人間関係リセットされた実例として。
Mさんには仲がいい同性の3人友達グループがいました。MさんとAさんは同じ歳、もうひとりのSさんは少し年上だけど、アドバイザー的存在というか、ちょっとカウンセラーみたいな感じの人だったらしいです。
で、Aさんがめでたくご結婚されることになりました。式に出席するためにMさんとSさんは待ち合わせていると、Sさんからメールが入って「ごめん、やっぱり今日は行けない」と見事な(?)ドタキャン。そのままSさんとは連絡がつかなくなったそうです。
MさんとSさんはなにが起きたかもわからないし、心配だし、でも「この仕打ちはなに?」と怒っておられたようです。そらそうだよねー。
数年後、思い掛けないところでSさんの現在がわかりました。Instagramです。そこでSさんは結婚して子供も生まれ、昔はそういう気配もなかった自然食品だか自然農法だかのサイトみたいなものを持っておられたようです。
だからコメントを入れて見たら「すみません。多忙なのでお返事できません」とコメント書き込み禁止にされていたそうです。これこそリセット。やっぱりあるんやー、と思いました。
Mさんにしてみれば相談相手のようなところもあったと思うので、なんだかなあ…。そういう相手にリセットされるともう二度とその人を信頼出来なくなりますよね。
意外にも他人の相談に乗る立場の人でもそういうことをするんだなあ。
「我々、人との出会いに意味とか意義とかを考えてしまうから、リセットは出来ませんね」と昨日、マッサージの先生と同意していました。先生の患者さんも長い方だと3〜40年のおつきあいになるそうです。「普通はそうですよね」とこれも同意。
カウンセリングの有効な受け方
あと、これは別件でカウンセリングについてのお話です。
いちは先生は精神科のお医者さまで、奥様のお母様が私と同世代だと知ってちょっと衝撃でしたが (^_^;)
患者さん希望でカウンセリング導入するときは、主治医として、
— いちは🍀 (@BookloverMD) January 24, 2019
「1回およそ1時間。全部で10回」
と最初に伝える。これで患者さんの能動性が高まる。
この説明なしに始めると、「カウンセラーがなにか聞き出してくれる、アドバイスしてくれる」と受け身になり、無為に時間だけが過ぎることも多い。 https://t.co/U3LApZK38M
前勤務先の心理士からは、たまに、
— いちは🍀 (@BookloverMD) January 24, 2019
「ゴールが見えない、なにをしているか分からなくなる」
という相談を受けていた。
たいてい「主治医から丸投げ」のカウンセリングで、表向きの導入目的はどうあれ、真意は「長い話は診察室ではなく心理室で」というところだろう。
心理士によるカウンセリング導入にあたっては、事前に主治医のみたて、カウンセリングの目的、治療方針などを伝える。
— いちは🍀 (@BookloverMD) January 24, 2019
ただし、主治医としての迷いや悩みが深いケースの場合には、
「事前情報なしで初回をやってみて、どう感じるか教えてください」
ということもある。
最初に「10回」と伝えるが、あくまでも「患者さんの能動性」を高めるためで、実際やってみて心理士が必要と感じれば、さらに10回ということもある。
— いちは🍀 (@BookloverMD) January 24, 2019
いずれにしろ、患者さんが「ポケットに手を入れたまま」という状態を避け、暗中模索でも良いので「主体的に手探り」するような状況を整えておく。
カウンセリングを受けても結局答えが出せるのは自分だけ、ってわかってない人少なくないですね。カウンセラーは道案内はしてくださいますが。どちらを目指すかは自分が選択しないと。 https://t.co/PZWUIk0Mhw
— 藤本恭子/双極性2型障害と共生中 (@haruusagi_kyo) January 24, 2019
旅行代理店にきて、
— いちは🍀 (@BookloverMD) January 24, 2019
「どこでも良いから連れてって!」
というわけにはいきませんもんね。
カウンセリングを受けたい人の話はよく聞きますが、みなさん着地点を想定していないから、いつまでもゴールが見えないケースがあるんじゃないかと思いました。どういうところに行きたいか、自分で考えるのは大事ですよね。精神科の病気のみならず大抵の病気はそうだと思いますが。
「私はどこへ行けばいいのでしょう?」と道に迷っている認知症の患者さんはどこへ連れて行けば…?大抵は警察とかになるでしょうけど、認知症でなければ行きたい場所はやっぱり自分で考えないとそこから先へは進めないと思います (ーー;)
「主治医との約束」
— まつさく@双極精神科医(色々模索中) (@sakura_tnh) January 24, 2019
治療をする上で、何か主治医と約束していることってありますか?
🌱日常生活に関すること
🌱診察に関すること
🌱内服に関すること
🌱自傷や過量服薬に関すること
私も患者さんと様々な約束をしますが、約束って、どんな取り扱いにするかけっこう難しいもの🤔#主治医との約束 https://t.co/GpkGGzL6HQ
約束していることは多分なにもないです (^_^;) ちゃんと通院していて、服薬していて、規則正しい生活をしていて、それ以上に必要なことってほぼないかな?本当にやらなければ駄目なことは強引にでもやってるし。
まだ陰影レイヤーが終わらない。