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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

メディアの限界

昨夜はエアコンの部屋にクロッキーブックを持って、暑さから避難。それでようやくデッサンすることが出来た。お布団の上に寝転がってお絵描き、なんて、究極の怠惰みたいだけど、楽だったなあ(笑)

それで今朝も少しでも涼しいうちにと、ペン入れだけはすませた。本当に暑さは大敵。寒い方が個人的にはましだと感じるなあ。暑い時期は無意識でも水が恋しくなるみたい。次の作品も水の背景になりそうだ。ちょっとファンタジック路線になる予定。

Web拍手ありがとうございます。 >竹河せりかさん、メッセージありがとうございます。私もかなり以前から竹河さんの絵柄とお名前は存じておりました。今度サイトの方にも遊びに伺いますね♪

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昨夜デッサンしながら見ていたのが、NHKETV特集だった。33才でガンで亡くなった奥山さんのドキュメンタリー。なにげなく見始めたら、やめられなくなってしまった。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html

フリーライターである奥山さんが「作家として死にたい」と願った気持ちや自分のことをずっと覚えていて欲しい、と願って死の前日までブログに日記を書き続けた気持ちとか、なんだかすごくよくわかってしまった。

彼よりももっと長く生きている私でも、死ぬ前にはそんなふうに自分が生きた証を残したいと願うだろうな。今、続けているサイトそのものがそれだったりするんだけどね。

長くネットをやっていると、知り合いのサイトなどで、まだ若くして亡くなってしまう人もまれにいたりする。その人のサイトがいつのまにか閉じられてしまうのって、ものすごく寂しい気がするのね。出来ることならば残しておいて欲しかった。たとえしれ以上、永遠に更新されることがなくても、生きていた頃のその人のことを思い出したくなったらいつでも行ける場所があるといい、と思う。

管理人がいなくなってもそのサイトが永遠に存続するように、誰かそういうことを現実化してくれないかなあ。

奥山さんも自分が書いた文章が時間とともに時の彼方に流れ去って行くのを寂しいと感じていたのかもしれない。作家であれば、「作品」という形で「本」になっていつまでも残る。そういう形を残したい、という願いって痛いほどにわかってしまうのだ。

そういう想いがあるから、私の場合、作品集をCDの形にしたいと思うのかもしれない。ネットで創作することって、即時性には優れているけれど、永続性という点では保証がないのよね。完璧なメディアにはなり得ない限界というのかな。

…まあ、そんなふうにいろいろと考えさせられてしまった昨夜でありました。

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