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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

家事という仕事を可視化しないと負担が大きくなる

 

なんだか報われてない

 

昨日カレーを作ったんですが、冷凍してあった豚肉の脂身が多すぎて、炒めて煮ても油が浮いてる。キッチンペーパーで2、3回吸い取ったけどもうこの時点で食べたい気分じゃなくなってる。もともと肉は食べないけど、煮汁の中にも染みてるだろうし。なんかもう瞬間的に死にたい気分になった。すぐに浮上したけど。

 

昔の小学校の給食指導で「脂身も食べなさい」は結局間違ってて逆効果にしかなってないよね。いくらごちそうだと言われても私は鯨肉もいらんわ。頭痛と吐き気に襲われる。アレルギーじゃなくてもダメな食べ物は体が受け付けてくれないですね。

 

結局、取れる油は除去して食べました。あまりにも勿体ないので(^_^;) 余分な脂はうまく除去できてて結構美味しかった。胃腸の具合は大丈夫でしたが、一応胃薬は飲んでおきました(^_^;)

 

理不尽を感じること

 

双極性障害の場合、「寛解→職場復帰、もしくは就労」と言うのが目標にされますし、それを目指しておられる方も少なくないです。でも私はずーっと以前からこれに引っかかるものを感じていました。

 

病気になる以前から当たり前に外で働いておられた方々、特に男性には気付きにくい視点じゃないかと気がつきました。

 

それは「家事労働」です。自分が今まさに主婦とほぼ変わらない家事をやりつつあるんですが、これがかなりキツくてしんどいし、なかなか完璧にも近づけないものです。キリがない。

 

今の私は仕事と家事を両立させることは出来ません。体力、気力、時間的にも無理ですね。

 

あまり女性の患者さんの声を聞きませんが、お子さんがいらしても夫婦で家事育児を分担できればいいけど、それが無理な場合はなかなか難しいのでは?

 

自分は無理だと感じてる。独身だと一人分の家事で済むけど。元気な時は出来たことができないから。

 

報酬に繋がらなくても生き甲斐を感じられる道も必要でしょうね。けれどもそれだから家事にも報酬があれば、って言うんだけどね(^_^;)

 

 

個人的な感覚ですが(男女を問わず) 家事をひと通りこなすのに必要な体力気力は、寛解に近い状態で就労を1とすると、0.5~0.6 くらいかなあ?もちろん個人差はありますが。

 

家事を手伝ってくれる人がいればもっと軽くなりますね。でも自分一人で働いて家事も全部にやると確実に2人分の気力体力が必要じゃないかな? そこを見積もりに入れないと社会復帰も難しそうだな。これは自分がやっている最中だから感じたんですが。家事も「それなりに出来ないのに、さらに外で働くなんて無理やん!

 

数年前はココナラの仕事をしていましたが、母が特養に入所してくれて、その面会以外の介護の負担はうんと減ったから出来たことじゃないかと思います。在宅の仕事でもそんなんですから。外で働くなら帰宅後の家事の手順を考えるだけでも精神的に負担になります。

 

近所にあるB型作業所を見学した時にもそれは思いました。「もしここに通うなら帰宅後にまた家事もやらないといけないの?それは無理。やめよう」って。罹患する前には気付かなかったことです。あるいは母が健在でいてくれた時にも気付かなかったことでした。

 

だから「復職できました」という方の声を聞くと「ああ、この人の身近にはすごく協力してくれるご家族とかがいらっしゃるんだなあ」と思います。見えない協力者に感謝です(^^)

 

家をゴミ屋敷にしない、汚部屋にしないためにはかなりエネルギーが必要ですね。私はそれも社会参加だなあ、と感じています。主婦(主夫)業あなどれず(^_^;) 快適な環境作りは非常に大切だと思います。もちろん衣食住も。

 

 

家事は結構重労働

 

私が違和感を抱いていたのは、どうもいつもこの大切な家事という仕事が病気や障害の場合にも透明化されいるということだと思います。みなさん、あんまり気に留めていないでしょ?まだ介護の場合は気にされるかな? 状況によってはさらに育児や介護も入ってきます。

 

私なんか父の在宅介護中にケアマネさんなどが介護の資格を取らせようかと考えておられたようです。でも私が体力的に続かないと思われて立ち消えになりました。

 

それだけ大変だってことですね。

 

こういう見えない仕事を可視化して、それも含めて家族や社会の理解と協力を求めたいです。そこでやっと初めて負担が少ない社会参加が可能になるのではないでしょうか?就労支援という言葉を聞くと、いつも違和感に苛まれていました。

 

 

ああ、永年ひっかかっていたことがやっと書けた。

 

昨日の朝、作業所に行かれるお隣の息子さんに挨拶して、お隣は認知症のお母さんのお世話と家事をお姉さんがやっておられます。まあ、だから出かける側も割と安心して夕方まで行けるわけですね。それが私には無理なので。

 

でも社会参加をしていないわけではないよね、とずっと思っていました。家庭内の家事や育児や介護に携わる人はこういう思いを持っておられるかもしれません。何か良くなるといいなあ、と願います。もしも共感してくださる方がいらしたらこの話題を広めてくださると嬉しいです(^^;)

 



 

科学館にて

 

科学館の落穂拾いです。もっといろいろあるんですが、まだまとめて整理してないので、また後日に(^_^;)

 

「沙矢香じゃないよ」

瞬間的に入れ替わるとこうなるな、きっと(-_-;)

 

 

 

 

 

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