オタク活動に使えるお金
「中高生が大人のオタクのお金の使い方を知ってしまって困る」という話を聞きました。
お小遣いとかバイトの収入くらいでものをどんどん買ってたら困るよね。経済的にはいいのかもしれないけど。そういう時代なんだなあ。
私は多分、オタク活動に愛はあっても物欲はあまりないです。それなりに覚めてる部分があるし、ピンポイトで使いたいから貯めていたりするし。
さっきも大学ってやりたい目的がなくても行ってもいいんだ!とちょっとショックでした。よほど専門的に学問をやりたいことがないと進学せずに働く世代だったし。
今ってモラトリアムで大学に行ってもいいんだ。
— 藤本恭子/双極性2型障害と共生中 (@haruusagi_kyo) 2020年8月6日
それが今の時代なんだ。
まだショックが醒めない(ーー;)
その当時はみんなそんな感じで、高度成長期でもものは増えない時代だったなあ。マイカー、マイホームが親世代の一応の目標で。私も本以外はほとんど買い物したことなかったです。一万以上の服とか靴とか買ったことないです。今に至るまで。隔世の感があるなあ…(ーー;)
うちは高校も公立限定でした。経済的事情で。
私らの世代もあんまり贅沢してないよ。そんな情報もなかったし。ものがあるのとお金が使える点では今の方が豊かに見えるかも…。
祖父母の年金もなかった頃は子供が親の面倒を見るのが当たり前でした。普通に三世代同居だったし。年金制度ができたのはかなり後だった気がします。
昭和一桁から二桁世代
母の世代は本当に終戦後間もなくて、母は通訳になりたくて大学に行きたかったけど、高校進学からして伯父が煙草をやめてくれたおかげで実現したので、大学進学はとても無理。でも就職先で父と出逢ったから人生は面白いですね(^^) 母の同級生に進学して本当に通訳になった人がいます。
私は高校で病気をして諦めがついたのかもしれません。美術系の大学かデザインの専門学校とか行きたかったけど。お金がかかるのは明白で、働きながら学ぶ体力もなかったし。
体力が戻るまで家でゴロゴロしていても文句を言わない家族に感謝してます。母は伯父の会社でバイトしたり家で内職したりしてました。家のローンがあったから。
そういう時代、そういう家庭で育っているので、贅沢した記憶がないのですね。自分で働いてもやはり買うのは本か画材。印刷費もちまちま貯金して。そういうのも普通だと思ってました。今の高齢者って私の親世代かな。彼らも贅沢はしていたのは知りません。
うちもずーっと貧乏ではあったのよね。たまに行くのは家族ドライブ、海水浴。父は洋画が好きでしたが映画館はほとんど行かずもっぱらビデオ録画でした。こうやって書いても本当につましい日々だと思う。でもそれが当たり前だと思ってました。SNSで確かに見えてくるものはあるよね。
高齢者がお金を貯めてるとか、使ってるとか、そういうのもうちからするとかなり幻想。どこの話?大会社の社長とかならわかるけど。父の会社も中小企業だったので(父の就職時も就職難だったそうです)、退職金が600万だと母が言ってました。
父も丈夫な方じゃなかったから、別の会社に勤めたけど、やっぱりきつくて辞めています。
「上を見ればきりがない。下をみてもきりがない」分相応でいいんだ、と父は言っていましたが。うちの家族ってそれなりに「足るを知る」だったのかもなあ…。
そうか、両親があまり他人と比較しない人たちだから私も自然とこうなったんだろうな。もののあるなしと幸福感は一致しませんね。
まあ、ものが多いのはステータスという時代ではなくなりつつあります。いい変化なのかな?
高齢者のごく一部がお金を持っているというのが実情ではないでしょうか?でも私はそんなに豊かな高齢者は知りませんけど。
ポテサラ作れだの冷凍餃子は手抜きだのというのを見ると、何かが一つ崩れたら全壊になりかねない日常の砂上の楼閣で、元気でご飯を作ってくれる人がいるだけでもありがたいと思わないとバチが当たるよ、と思う病人はシビアなのだった(ーー;)
— 藤本恭子/双極性2型障害と共生中 (@haruusagi_kyo) 2020年8月6日
初読の本を無作為で開いたページの中から目に飛び込んで来た文章。咄嗟にそれは両親からのメッセージだと確信した。「一瞬で距離を超える」というメッセージに触れた途端に涙が溢れた。私のアンテナはこういうものに過敏でありがたいです(^_^;)
— 藤本恭子/双極性2型障害と共生中 (@haruusagi_kyo) 2020年8月6日
過敏なアンテナは危険に対しても働きます。悪意や危険な場所からも遠ざけてくれるから。まずそういう場所には近寄らなくなります。君子危うきに近寄らず、の無意識的実践ですね(^_^;)
誰にもそういう能力はあるので警告を無視しないほうがいいと思います。「なんとなくヤバイ気がする」は侮れずです。