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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

若い頃の創作の証を見つけてしまった(^_^;) 30年前の懐かしい個人誌

 

30年くらい前の創作の証?


「1988年生まれの人って今何歳だ?」と思って、振り返ったら昭和63年っていうのは姪っ子が生まれた年でした。そうかあ、確実に30年以上経ったということですね(^_^;)

 

30年も経ったのかー。速いなあ。まあデジタル始めてすでに20年経ってるけど。

 

いや、夏の間できなかった、もと自室の片付けの続きをやってて、もはやコミックスとか文庫とかをブックオフに売りさばく気力もなく。

 

表紙もタイトルも見ないでゴミ袋に放り込む作業に追われていました。もう見てしまうと未練が残るから。見ないで、思い出さないで捨てる(ーー;)

 

でも同人誌とか、自分の作品はやっぱり別。当時の同人作家さんで現在プロで活躍されている方はとても多く、そういう方々のアマチュア時代の本は「作ること」自体の大変さが身につまされるだけに、処分し難いのですね。なるべく残したいです。商業誌は処分しても。

 

 

 

 

オリジナルだからたまにしか本が作れない


で、そういう中で発掘してしまいました(^_^;)

ちょうど小児科勤務からデザイン会社に移った頃に出した個人誌です。

 

滅多に本を作らない私が久しぶりに作った個人誌をあちこちのファンジンに送って紹介していただいた時の記事です。嬉しかったから雑誌も全部残ってました(^_^;)

 

それが1988年のことです。「アウト」と「ぱふ」と「ファンロード」。他にも紹介されたものがあったと思いますが、見つかりませんでした。

 

ネットの前の時代の活動ってこんなだったんですよ(^_^;) ハガキでイラストやネタの投稿。今なら全部ネットの上で可能ですが、当時はとにかくハガキ投稿がメインです。

 

文通希望欄とか、イベントの案内とかアニメの特集とか、表紙をご覧いただければ、何が流行っていたか一目瞭然ですね(^_^;)

 

 

「ぱふ」のファンジン紹介ページ


なかでも「ぱふ」は漫画を中心に活字本などの紹介にも力を入れていて、「活字倶楽部」を生み出すことになります。やっぱりライトノベルの走りかしら?銀英伝なんかも記憶にあります。どちらかというと少女漫画寄りですね(^_^;) 

 

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毎月発売されるコミックスと文芸のリストを重宝に活用してました。

 

で、自分の本をほぼ同じ時期に送っているから、紹介されるのも同じ時期です。
担当さんのコメントにも個性があります。「ぱふ」はやっぱり活字本の世界のニュアンスがあるかなあ…?

 

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制作期間4年というのも、私がやることで、基本が流行に関係ないオリジナルだからね(^_^;) 私にとっては普通というか。 漫画自体は小児科勤務の頃から描いていて、友人と二人誌なども出していました。

 

全くの個人誌はこれが初めてですが、制作の途上で友人たちには大変お世話になりました。当時はオンライン入稿でもなかったし。

 

まあ、創作そのものは一生やるつもりでしたが、今は目がね~(^_^;) 漫画を描くのは体力も気力も必要だと痛快します。

 

でも「ぱふ」の担当さんには過分にお誉めいただいて恐縮でした(^_^;)

 

 

 

ファンロード」のファンジン紹介ページ


ファンロード」の担当さんはよく読ませていただいた方です。文体でわかるというか。

 

毎月送られてくる膨大な数の同人誌の中からピックアップするだけでも大変だと思いますが、この頃はやはり二次創作よりもオリジナルの方にウェイトが置かれていたのかな?と思います。

 

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オリジナルオンリーイベントとかもありましたし。

 

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ファンロードですぐに思い出すのはおかざき麻里さんあたりかなあ。

 

なぜか「美味しいものを食べよう」というあたり、今のSNSに通じるものがありますが(^_^;)

 

 

 

「OUT」のファンジン紹介ページ

 

「OUT」は一番アニメ寄りだった気がします。私が思い出すのはゆうきまさみさんあたりですけど…。まあ、表紙を見ればわかりますね(^_^;)

 

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これの紹介文はなんとなく自分で書いたような気がするなあ。紹介文も書けという決まりだったのかもしれません。

 

 

 

本文が分厚いので、フルカラー表紙はとても手が届かず、表紙も黒一色で、浅葱色のパルルックという光沢のある特殊紙に印刷しています。これが滑りのいい紙で、インクの定着がイマイチのがあって、擦れないように苦労した覚えがあります。

 

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幸せなオタク活動は今も続いている(^_^;)

 


なんかね、一度に3誌に載せていただいた反響はかなりのもので、仕事から帰るとあたふたと発送作業をしてました。再版するつもりもなくて、300部しか作ってないから、あまりに早く手元から消えるとすごい寂しかったです。

 

急いでおまけのペーパーを作ったりとか。勢いでその前に作っていた二人誌も売れちゃったりとか。それも早いと寂しい…。

 

のちに古書店に売ってくださった方がいらして、それを見つけて購入してくださった方と二人目の読者さんとの出会いがあったりとか…。その方がお手紙くださって判明したんですが、うれしかったです(^_^;)

 

描きたい話は今でもあるんですが、やはりもう体力も気力も無理ですね(^_^;) あの頃だから出来たことかなあ、と懐かしく思い出します(^_^;)

 

プロットのようなものは文章とカットの形でサイトにいくつかひっそりと置いてありますが、あれくらいなら生活が落ち着けばまた書けるかもしれません。つくづく介護に関わった10年余りはそれどころじゃなかった感がありますが…(ーー;)

 

ちなみに私は描きたいものがあるから描いただけで、漫画家になりたいとか思ったことは一度もないです。他の話は別に描きたいわけではなかったし。

 

私の基本はオタクだし(^_^;) オタクだからブレないのよね。

 

オタクでも死ぬまで続けば一番強いと思う。それ以上の周りに対する説得力はないし、自分自身の納得感もないでしょう(^_^;)

 

townwork.net

 

 

 

しかし、私はつくづく継続する人間だと思いました。中学生の時からって…(^_^;) なんかもう50年…?でもこれも死ぬまで貫けば本物になる、と思ってるから。

 

でもいつでもその当時の気持ちに戻ることが可能です。自分で言うのもなんですが、彼らと共に「大事に生きてきたなあ」と言う感慨がありますね(^_^;)

 


1993年の絵。

 

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彼とは私が中学生の時からの付き合いですが、境遇が全く正反対なのに、どうして?とずっと不思議に思っていました。

 

でもこの頃その意味がなんとなくわかるような気がします。

 

「悲劇のヒーロー」では嫌だったのね。今の自分と、中学生の頃の自分とまさに重なるものでした。運命に流されるのではなくて、前向きに受け止めて変えていきたい、みたいな…。

 


今年の作品。

 

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彼らとも死ぬ時まで共に歩むんだろうな、と思います(^_^;)

 

 

 

 

 

 

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