お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

心地よい眩暈もあるのよ

このところ、父の吸引のご指名がもっぱら私になっておりまして(母よりも私の方が上手いらしいです)、おかげで左腕が頚肩腕症候群のようになっております。嶺 だるいし痺れるし痛いし、腕ってこんなに重いものだったんだなあ、とあらためて認識。

で、今日はマッサージのあとで、鍼付きのテープなど貼ってもらいまして、いくらか痺れがましに感じております。下に降ろしているだけでもだるいので、キーボードの横に置いて右手でマウスを使ってますが、これならば左手でペンタブの方がましかもしれません(^^;)

 昨夜描いていたラフをPhotoshopに取り込んで、全体のプロポーションの調整作業をしておりました。なんかね、正面からモニタで見ないと、どうしても頭が大きくなりがちなんですよね。嶺 アナログで描いていた時は斜めになる机を使っていたので、まだましだったように思いますが、このごろ寝ころんで描いてますし…(^^;) どうしても紙の上の端っこが遠く感じてしまうんですよね。たかがA4サイズなのに。蓮

Photoshopですと、「自由な形に変形」という便利な機能がありますので、それで拡大縮小以外にも微妙な調整をしております。で、全体的に納得してから、Illustratorで線画を描くわけですが、それは今夜以降の作業になりますね~。

来週の月曜日はまた自分の受診日でもありますし、それまでにキャラの線画くらいは描いてしまえたらいいんですが…。焦らず慌てず、過程を楽しみたいと思っております。鍊

 昨夜まで読んでいた本のお話。

この人の作品で、短編以外を読むのは初めてかな…。

ファンタジーですね。大切な人を見失って、永遠に祇園祭宵山の日に捕らえられてしまった人たちと、かなり無茶やってる大学生たちとその夜に迷い込んだ小学生姉妹のそれぞれのエピソードが連作の形で描かれていて、華やかで物寂しい夏の京都の祭りの夜の雰囲気が非常に上手く表現されています。

私は小学2年の3学期の伏見に引っ越し&転校したんですが、子供の時に暮していた上京区の記憶がね、ちょうど万華鏡のようになってるんですよね。「本当にあったこと」と「夢で見たことの記憶」と「自分の空想」がごちゃごちゃになっている部分があったりするんですよね。のちにその場所を訪れても、すっかり変化していて、どれが夢の記憶なのか確定出来なかったり…(ーー;) 

そういう眩暈のような感覚があるんですが、それが気持ちの悪さではなくて、むしろ心地よい眩暈になるんですね。京都ってそういう土地なんですよ。それが実に上手く描かれているなあ、と思いまして。だから個人的にはかなり気に入ってしまいました。同時に「きつねのはなし」という文庫も買ったので、これから読むのが楽しみです。漣

こんなふうに自在に描かれた物語を読むと、改めて今住む京都が好きになる、というのが面白いことなんですが…。劣

Copyright (C) 2001-2018,Haruusagi All rights reserved.