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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

諸行無常なり

列 父の入浴、なんとか無事に終わりました。入浴前のバイタルでは血圧が高くて、ちょっと不安もありましたが、今日の看護師さんがラグビー部出身だという青年で、やはり力持ち ゆえに父も安心出来たのかもしれません(^^;) 

入浴後にはやや血圧も下がっておりました。今にして思えば昨夜は夜中になんだか怒ってたんですが、あれも血圧が上がってたのかもしれませんね~。お腹が空いていたのもあるかもしれませんが…。(だから朝食をあげたのは4時半からでした)午後の訪看がなくなったので、我々もちょっと一息つけるかと期待してます。嶺 

私もばたばたと朝から買い物に行ってきて、ばたばたと帰宅したので疲れましたし~。輦 午後はちょっとまだ素材製作の方にかかれるといいなあ、と思っております。

 ………………………

うちの母には一回り年上の従兄がいます。今年86~7才くらいかな。かつては父の上司でもありました。(うちの両親は職場結婚)父の発病後にも2度くらいお見舞いに来てくれましたっけ。

 で、この人、Yさん。現役で大学を出たにも関わらず、もう一度学びたいというので、70才を過ぎてから受験して、国立の大学に合格し、通学してました。大学院まで行ったのかな?その当時は地元の新聞記事にもなった人でした。

大学も卒業し、退職もして悠々自適な老後…のはずが、ここ数年「ちょっと様子がおかしい」ということが判明しました。そういえばうちに来られた時もバイクだったんですが、途中で道がわからなくなって、帰宅したというようなことがあったんですよね。よく遊びに来る伯父の家もわからなくて、通りすがりの人に連れて来てもらったり…とか。

これはかなりの確率で認知症だよね~、と家では話していました。どうもその発病のきっかけらしきものが、50代の息子さん(大学教授でした)が脳梗塞になって、うちの父と同じくらい重症になったことらしいのですね。この息子さんは赴任先から一家で帰宅して、今は病院に入ったきりのようです。

まあ、それがショックだったんでしょうか…?うちに来られた時に母に向かって「(こういう病気になるとは)結婚を失敗したなあ」とか言ったとかで、あとで私が怒っていたもんですが…。息子のお嫁さんがまさしくうちの母と同じはめになったわけで…。それってショックだったのかなあ?

人間は先がわからないから生きているんじゃないですか。「病める時も健やかなる時も」って決意して結婚するからには、その選択に「失敗」の文字はないはずですし。

先日、伯父があるお葬式でYさんに会ったらしいですが、ヒゲは半端に伸びてるし、喪服にはご飯粒がついてるし…というような状態だったようです。嶺

いずれにしても。本当に歳を取ってもずっと勉強を続けてきた人でも、いきなりジェットコースターのような速さで認知症になることもあるんだってことがよくわかりました。まあ、ご老人に年賀状を出して返事も来ないのってなにかありますよね~(^^;)

まあ、なんというかしみじみと無常を感じた次第で、せめてYさんが認知症であっても、自分がやりたいことをやっていた時期を幸せだと満足しているならいいんだけどね~、って思ったのでした。

やはり人生っていうのは、その時々において、悔いのない選択をしないといけないってことですよね。老後に「失敗だった」なんて思えたら、とても哀しいじゃないですか。

私は結構頑固なので、いままでの人生の選択で後悔したことはひとつもないと思っております(^^;) みんなどれも無駄な経験ではありませんでしたしね。その意味ではかなり幸せな人間だと思っております。劣

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