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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

「敏感すぎる人が快適に生きる本ーHSPの能力を生かす」弱者目線からの世界

 

わかりやすい「平等」と「公正」の図

 

ブックマークで触れてらした方があったので、リンクしてきました。「平等」と「公平」の違いの図。

 

【追記あり】「平等」と「公正」の大きな違いが1秒で納得できる画像 | BUZZAP!(バザップ!)

 

なるほどわかりやすいです。

 

余計な説明はいらない気がする。ハンデを是正して、同じ立ち位置で頑張ろう、というのが「公正なこと」なんですね。これを見るといかに日本で「公正」がなされていないかよくわかります。

 

別に私は日本叩きをしたいわけでもありません。なにか言うと誤解する人がたまにいるんだよね。改善してよくなって、全体がさらに良くなる可能性を大事にしたいと思うだけです。

 

アメリカにだってさまざまな人が存在するから、現在のようになっているわけですが、大きく傾いた振り子はいずれ元に戻ろうとしてくるような気はしています。詳しいことは聞かないでね、そういう気がするだけだから… (^_^;)

 

 


HSPについて書かれた本のご紹介

 

それはそうと、こういう本を読みました。HSPについてまとめられた本です。

 

残念ながらAmazonや街の書店では手に入りません。出版元から直売の形になっています。だから送料はかかりますが、興味がある方は読まれてもいいかな、と思います。


「敏感すぎる人が快適に生きる本ーHSPの能力を生かす」

3tria.cart.fc2.com

 

自分自身がHSPで、他人の苦痛まで感受して、自分自身の苦痛との区別がつかなくなってしまい、揚げ句に数年にわたって寝たきりになるほどの体調の悪さを味わってしまった、というところから、歳月を経てこの本の出版があります。

 

日本ではまだあまり研究のなされていない分野であり、多くの参考文献が英文のものですが。

 

個人的にこのHSPという要素と双極性2型障害はかなり近い位置にあるかもしれない、と感じています。ただ、HSP希死念慮は起きないから(ひどく疲れてうつに近い状態になることはありえると思います)それはやはり双極性2型の方なんだと思いますが…。

 

 


マイナスがプラスになる発想の転換

 

あらゆる刺激に敏感すぎることはダメージを受けやすいという意味で、マイナス要素に思われるかもしれませんが、でもこれは特質でもあるので、出来ることならば長所として生かしていく方法を考えよう、という前向きな内容です。

 

そのために「観察者の視点」で、過剰に他人の影響を受けすぎないようにすることやマインドフルネス瞑想法などとともに腸内環境のバランスを整えていくことなども書かれています。

 

この本を読んでいると、私の場合はやはりお絵描きが瞑想になっていることがよくわかります。そして観察者の視点がイマジナリー・フレンドの役割の一つでもあることが…。

 

HSPの人間は多くの人の中にいることが辛いので、一匹狼になりがちですが、一人の時間はどうしても必要で、それによってしか充電が不可能なくらいなんですね。

 

群れないことで集団がたとえば危ない場所に行こうとしていても、自分はそちらとは違うほうに行こうとする。これはいろいろな動物の場合にも見られることで、集団の絶滅を防ぐ生物としての機能ではないかとも言われています。だから「炭坑のカナリア」なんですね。

 

感じた危機を伝えることにも私は重要性を感じます。ほとんど気にも留められないことが多いですが、でもささやかに書き記すことはやめないつもりです。

 

 


まあ、それでHSPの人間は都会で多くの人の中に交じって生きることが非常に大変なので、独立して一人でも出来る仕事を選ぶとか、そういうことが重要になってきます。この仕事についての課題も障害者の就労に関する課題とも決して無関係ではありません。両方にひっかかる私の重要なテーマでもあるようです。

 

いろんな意味で生きづらさを感じる人たちが、それでも充分に能力を生かすためにどうしたらいいのか?個人的なようで、かなり社会的なテーマかもしれません。


幸せなことに、私は幼少期にまわりの大人に無条件に愛されて育ってきたので、自己肯定感が強く、それゆえに普通の人との関わりを持つことが出来ています。

 

それが出来なかった人は大人になってからもそれを補完するようにすると、人付き合いの面でもっと楽になると思います。

 

 

幸福と生き甲斐と健康との関係


人間の幸福の追求について、2種類の方法があると書かれています。

 

ひとつは美味しいものを食べる、エステに行ってみるなどとちょっと贅沢で快楽を追求するやりかた。

もうひとつは他者のために自分の生き甲斐を追求して幸福感を得る方法。


快楽追求はかえって心身の不調を招きやすく、生き甲斐追求は孤独にも強く、また健康的でもあった、という研究があるそうです。原因は遺伝子にあるみたいですが。

 

まあ、アドラー先生が「他者貢献の幸福」をあげておられるのとも一致しますね (^_^;)


人付き合いに疲れても、障害があっても、それでも誰かの役に立つ、という幸福は掛け替えがないのですね。

 

そのチャンスを公正に得られる社会、人々の意識こそがそれを作り出すきっかけになるのはいうまでもなく、これから先の全体の課題ではないかという気がします。

 


おまけに*

ちょっとだけ個人的に気になったのは若干この本が開きづらい点でした。特別に分厚い紙でもないし、90kgぐらいの紙だと思うんですが、上質紙や書籍用紙よりも分厚くて開きづらく感じる…。これは私の職業的こだわりかもしれません。すみません。でも寝て読むのがやや難しく感じました (^_^;) うーん…なんだろうな、これは…?

 

 

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