「物語る」ことの至福
今朝、ツイッターで面白いものを見つけました。
「小説形態素解析CGI」という、自分の小説の文章を分析してくれるというものです。
実は私にも短い小説、ショートストーリー、略してSSを集中して描いた時期がありました。
2005年。まだ父の介護が始まる前年でしたので、心身に余裕があったのかもしれません。同じ創作に励む友人達との交流も刺激になりましたし。
その年は本当に私の上に「物語の神様が降りてきた」年で、本当ならば漫画で描きたいところだったのですが、その時はすでに、自分にその体力も気力も時間もないことがわかっていたので、じゃあせめて文章にしよう、と思ったんですよね。もちろんフルカラーの挿し絵付きで (^_^;)
大変だったけど、生きてきたうちで最も充実して幸福な年だと感じていました。
で、上の解析結果の一部はこういう感じで出ます。
これは「魂極る(たまきはる)」という作品でやったものですが、違うストーリーで解析してみても、大体同じような結果が出たから、これが私の文章の特徴のようですね。
頭の中でキャラクターがしごく活発に動くので、それを描いていたらこうなってしまうのですね。細部をもっとじっくり書き込むと小説らしくなったかもしれませんが、とにかく書き留めるのが必死の状態でしたので… (^_^;) まあ、あえて小説でまとめる気もなかったからいいかあ、と思っていました (^_^;)
結局、漫画であれ、イラストであれ、SSであれ、表現手段はどうであっても「物語る」という至福は共通のものだと思いました。漫画だと本当に無理なことでも(体力も気力も半端なく必要だから…。早死にする漫画家さんが少なくないでしょ?)別の形でやればいいんだ、とよくわかったのですね。
当時の作品、いまも自サイトにあります。もしも興味を持たれた方がいらしたらどうぞ〜 (^_^;)
「魂極る」
「月の泉」
「腕の中に…」
「天女の忘れもの」
↑このあたりです。