サイト更新&コピペって盗作だよね?
そろそろ桜exhibitionのエントリー期間も終了しますので、今年の出品作を自サイトの方にも掲載致しました。
そのうち桜exの会場の方で、人気(?)投票なども開催されると思います。去年がfacebookを通じての投票でしたので、今年もそうじゃないのかなあ、と思われます。始まりましたらまたどうぞよろしくお願い致します。
取りあえず日本では4月4日から12日まで(6日は休館)、東京九段下のギャラリーコルソにおきまして開催されます。
以降はサンフランシスコとかロサンゼルスとかラスベガスとかメキシコなどの予定があるそうです。広いようで狭い世界のどこかで出会う機会がありましたら、是非とも覗いてやってくださいませ。いずれも入場無料です (^_^;)
今年の目標の一つがこの展示会に参加する事だったので、ちょっとほっとしました。次は本腰入れて開設記念の作品を描かねば、ですね (^_^;)
世間で騒がれている論文のコピペ問題ですが、論文じゃないけれど、あからさまなコピペというか、盗作だよなあ…というものに昔出くわしたことがありました。もしかしたらこの話は以前にも書いたことがあるかもしれませんが…。
30年以上前かもしれません。何気なく立ち寄った書店で日本の古典関係の本を見つけて、あまり中を立ち読みしないで買って帰りました。で、帰宅して読み始めたら、あちこちで覚えのある文章に出会うんですよね。著者は男性。で、文体は「だ。」「である。」の語尾に変えてあるけれども、これはまぎれもなく田辺聖子さんの「文車日記」の中の文章でした。
私はわざわざファンレターを差し上げたことがあるくらい、古典由来の田辺さんの作品が大好きで、特にこの「文車日記」は教科書に採用されるくらいにわかりやすく面白い古典入門の案内になっています。綺麗な日本語なので、私、田辺さんの文章は結構暗記しているくらいなんですね。
それがですね。男性作者の武骨な感じの文章の中に紛れると、文体以前に感性の違いがあまりにも明らかになってしまうわけです。
悩みました、私。田辺さんにお知らせするべきか、出版社に知らせるべきか、著者に抗議するべきか…。さすがに当時は若かったので… (^_^;) 結局、その後見かけなくなったから、回収されたか再販されなかったか、そういうことじゃないかなあ、と思いました。
きちんと活字として並ぶ書籍の中でかくも堂々と盗作(もしくは無断転載)がなされていようとは…絶句です。
今回の論文のコピペ問題も結局それと同じじゃないの?と思っています。
自分がひとつひとつ積み重ねてきたものを、しっかりとまとめあげるというのと違って、他人の説や文章を取って来た所で、「自分のもの」とは全然呼べませんよね。
英語だから私にはわかりませんが、詳しい人なら内容やニュアンスの違いがわかるのかもしれませんし…。
結局、それまでして替わりに手に入れたいものってなんだろうな?金銭?名声?…私にはわかりませんが、こういうことって、まずなによりも自分の力で努力している人たちに対して、すごく申し訳ない事じゃないのかなあ?と個人的には思えて仕方がないのですが。