3,4年ぶりに手紙を出した友人からの返事が来た。
このブログを始めた時に、一番最初に話題にした友人のことだ。
3.4年前から気配はあったけど、お姑さんの認知症が進んで、
その世話に追われているとのこと。
仕事先は監査が入ったかなにかで、残業がなくなって
楽になった分、お姑さんの世話が大変らしい。
日本の秘境のような場所なので、なかなか在宅で介護も
大変なんだろうな、と想像出来る。
けれども、彼女はネットの世界に飛び込む気はなさそうだった。
私の場合は、自分が思うように動けないこともあって、
20年前からネットの世界に非常に期待を持っていたふしがあるけど。
どうやら彼女はそうではないらしい。
なにかを取り戻すにしてもアナログの世界から…というような
ことが書かれていた。
結婚して十数年、一度も実家に帰る機会もないようだし…。
やっぱりね。こういうのも「ご縁」というものの不思議なところだろうな。
常にネットが生活の一部になっていると、大体の動向や
思考が読めるというか、わかる友人の方が身近に感じても
仕様がないというか、そういう気がしてくる。
実際の距離を別にして、綿密にやりとりが出来る利点というのは
そういうものなんだろうな… (ノ_-;)ハア…
綿密に連絡が取れないと、実際の距離の遠さがそのまま
離れている遠さになってしまう。
寝台特急「日本海」もなくなったみたいだし。
認知症について、相談することも容易く出来はしないし…。
おおよそわかっていたことだけど、こうしてみると本当に
「遠いなあ…」と思ってしまう。
かくも便利な時代になっても今後、二人で合作することもないだろうし、
たまに手紙を書くくらいがせいぜいかもしれない…。
哲学的な話題に費やした時間も過去のことになってしまうんだろうな。
喧嘩したり、そういうことじゃなくても遠くなることはある。
新たなご縁があれば、遠くなるご縁もある。
人生って本当に不思議だと思う。一抹の寂しさを持って… (ーー;)
諸行無常なり。