お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

記憶の宝物

 暖かい雨の日です。少しずつ春が近づいているかなあ、って感じですね。待ち遠しいですね。

桜もお花見も知らないうちに終わっていたここ3,4年でしたので、今年は少しでも花が見れるといいなあ、と思うのですが…。

 それでもこのごろふと思い出すのは、まだまだ父も元気で働き盛りで、弟が免許を取ったばかりの30年近く昔のことです。

当時、父が海外に2,3ヶ月くらい出張すると、その手当てで新しい車に買い替えが出来るくらいの余得があったんですね。で、まあ父は新しい車(でも軽自動車か普通車で燃費がかからないのが通例でした)があるとどこかに行きたくなりますし、弟も独身時代でみんなして身軽でしたので、祖母に留守番を頼んで、よく家族4人でドライブしました。鍊

たまたま何気なく奈良県橿原神宮に行ったら、やたらと人出が多い。そうだ、建国記念日だった、ってこととか。伊吹山のドライブウェイで霧に巻かれて2,3メートル先のセンターラインしか見えない状況でなんとか無事に下山したこととか。でも偶然に居醒清水に辿り着けちゃった、ってラッキーもあったとか。漣

奈良周辺、琵琶湖周辺、福井や和歌山あたりにはあちこち行ってましたっけ。懐かしいな。当時はカーナビもなかったけど、ナビは私が得意とすることだったので、道路地図さえあれば迷わずにどこでも行けたとか…。カーブが極端な山道でたまーに酔ったりしましたが…。

たまには泊まりがけで越前海岸とか、鳥羽伊勢あたりにも行きましたしね。なんていうか、あの頃、あんまり悩むようなこともなかったし、家族としては平穏で幸せな時期だったかもしれません。だから余計に懐かしいのかな。列

今は誰も車で気軽に連れて行ってくれる人もいませんし、その時は気軽に出かけたあちこちにも、この先はご縁がないかもしれませんが…。でも宝物のようにいい想い出で残っていますね。風景のイメージが記憶に残るというのは非常に幸せなことだと思います。劣

 ここしばらくまとめて読んでいたたかぎなおこさんの本。

 イラストの仕事で身を立てたくて、つても知り合いもなく、それでも単身上京してしまったたかぎさんの若き日々のあれこれを描いたコミックエッセイです。

すぐにイラストの仕事に結びつくものでもなくて、お絵描きしながらバイトの掛け持ちで生計を立てたり、いろんな人に出会ったり…。他人事とは思えないような迷いとか悩みとか、そういうものもいつかはいい想い出に変化して行くんでしょうね。

何気ない日々がとても愛おしく思える時ってあるもんです。しみじみと噛みしめるそういう日々って幸せですね~。劣

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