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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

ArtisanとArtist

誰も来ない日とはいえ、お絵描きなどしていると時間がいくらあっても足りなく思えます。まあ、今日は母の受診日でしたので、居間で花の線画など描きつつ、父を看てたりしましたが。今日はえらく病院も混んでいたようでした。結構母の帰宅も遅かったです。

父は母が留守だと不安になるのか、私がいてもなんだか弱々しいような情けないような声を出しておりました。その声で「しんどい…」とか「さむい…」とかぼそっと言うので、そんなに具合が悪いのか、と余計に心配になったりして…。嶺 ネブライザーなど使っても、なかなか咳が出なくて、気管支の奥でコロコロいってて、吸引に手間取ったりもしていましたし。

そういう父ですが、母の帰宅で安心したのか、午後はよく寝てますね。昨夜も起きていてぐずぐず言ってましたし、今夜こそはよく寝て欲しいなあ、と願っておりますが…さて?嶺 昼夜逆転のリズムを解消するのは結構大変ですよね~。蓮

 で、お絵描きの方、かなりパーツが揃ってきましたので、40万アクセスまでには余裕で間に合いますね。やれやれ。…っていうか、完成しても40万のジャストになるまで更新待ちしておくのかなあ…。他にもっと描く余裕ってあるのかな…。無理っぽいな…。いろいろ悩むところではありますね。フリー配布するといっても、相変わらず代わり映えしないものしか描いていませんが…。蓮

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アーティストとアルチザンというのとをぼんやりと考えておりました。

なんというか、アーティストといっても、それを生業と出来る程の才能の持ち主なんて、本当にごくわずかなんだろうな、と思いつつ。現在第一線で活躍されているプロの方の中にはむしろ職人気質の強い人が多いかもしれないなあ、と思ったり…。

それが職業として成り立つためには、求める相手のニーズに応えて、希望通りに近いものを完成させないと駄目なわけですよね。「これは出来ない」とか「これしか描きたくない」とか我儘言っていてはいけないんですね。

才能があって、プロ意識の高い人は、そういうニーズに応えて求められるものを提供できる才能があるんじゃないかと思います。本当に職人芸のような緻密さで仕上げることが出来て。

私みたいなタイプはやっぱりそれを職業には出来ないと思います。むしろまだ頭で考えるだけ、職業的に成立するかな?と思えるのはデザインの方かなあ?と。キャラとコンタクトしないと描けないなんて、やっぱり仕事じゃないですよね~。蓮

うちの家系はエンジニアと学者の多い家柄なので、クリエイターとか、芸術家とかは全然いないと思うんですよね。私が結構特殊なタイプで。

たいして才能があるわけでもないですし、遺伝的な特質があるわけでもないですし、それなのに意識だけが芸術的な人間ってわりと始末に困るようにも思えるんですが…。嶺

まあ、今は「これは天職=お金にはならない」という割り切りが出来ていますし、まだいいんですが。それなのに過去、自分が選んだ分岐点で、常に「絵を描き続けること」と第一目的にして道を選んできた、という意識があります。結婚だろうが、就職だろうが、それと「お絵描き」をはかりにかけて、お絵描きが不可能だと言われるのなら、迷わずに「お絵描き」を選択してしまうんですよね~。

こういう人間ってあんまり生きるのが上手なタイプとは言えないと思います。かつてはそういう芸術家のために才能を買って、文化や芸術を育てることに価値を持ったお金持ちの「パトロン」と呼ばれる存在がありました。そういう人たちに支えられて、かろうじて創作を続けて来た人も多いだろうな、と思います。

今はそういう時代ではありませんし、そういう意識を持っていると生きづらい時代でもありますが…。でもどうやらそういうふうに生まれてきてしまったからには、なにか伝えねばならない課題もあるんだろうな、と思っております。そう思えばそれなりに生き甲斐のようなものもあるんですけどね。

それが果たして幸せなのかどうかはわかりませんが、価値観が揺らがないのは長所の部類として見てもいいのかなあ、と思うのでした。

人生そのものがartistっていうのはかっこいいようでも実はそうじゃないよね、と思う私。逆にartisanに憧れるのも無理からぬことなのかもしれません。

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