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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

小さな声でも

 非常に暑くて忙しい一日でした。余裕があれば睡眠不足解消のためにお昼寝したいなあ、とか考えていましたが、全然とんでもなかったですね。輦

朝一番で母は病院へ。帰宅を待って私は買い物に。帰るとすぐにお昼だし、シャワーだの洗濯だの父の着替えだのばたばたしているとすぐに2時。看護師さんが来てくれました。で、看護師さんがまだ居てくれる時に、半年ぶりでケアマネさんが来訪。長い闘病生活でしたが、復帰できてよかったですね。撚 

でもそのあいだに替わりを務めていた男性のケアマネさんは朝青龍状態で辞職されたらしいです。嶺 予想よりもずっときつい仕事だったみたいですね。おいたわしい…。輦 介護関係の職場は本当に苛酷であります。蓮

Web拍手ありがとうございます。 >素材のお持ち帰り報告もしてくださった方、どうもありがとうございました♪

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 半年ぶりに復帰のケアマネさん、そのうち3ヶ月は入院だったそうです。もともと声帯がひどく腫れて出血していて、声が出なくなったし、高熱が下がらないという他にも、肝臓とか腎臓とか肺炎とか、あちこちがたがただったらしいです。嶺 で、結局半年の療養になったんですね。復帰して一番にうちを尋ねてくださったようで、無理はしないでね、と願っておりますが。

半年の療養のあいだにケアマネのEさんもいろいろとたくさん考えることがあったらしく、自分の人生をもっと大事にしなさい、と言われてとうとう離婚にも踏み切ったそうです。

もともと「髪結いの亭主」状態であんまり働かない旦那さんだったようですが、3ヶ月の入院中、毎晩「残業」と称してマージャンに行っていて、小学生の子供には買ったお弁当ばかり食べさせていた、というのが判明してEさんも切れたらしいです。そりゃあ、切れるわなあ…。結局旦那さんのことをあんまり考えたくなくてハードに働き過ぎて身体を壊し、多くの人に迷惑をかけたから、と生まれ変わった気持ちで頑張ります、とのこと。子供さん2人の将来もありますが、まあ、いい決断かもしれませんね。

で、そういう心機一転のEさんと改めて介護関係の話などもしておりました。うちの場合は患者、医師、スタッフ、家族がみんな上手く機能して「在宅介護」に成功している、どちらかといえば珍しいケースなんだと思います。

もともと介護保険制度自体がまだまだ未熟なんですね。介護関係の仕事に携わる人たちの収入のレベルが低過ぎます。ですから結婚や育児や将来のことを考えた年代の人たちは辞めて行ってしまうんですね。で、20代くらいの若い人ばかりが残るし。たいした経験もないうちにチーフ扱いを受けて、天狗になってしまう人も少なくないとか。若いしね。ですから介護という仕事全体のレベルが上がらないし、あちこちで問題も起きやすいそうです。

うちに来てくれる人たちは若くてもみなさん、よくやってくれる人ばかりですが。本来はもっと広い年齢層の知恵や意見や体験の伝授があって、初めてすべてが上手く機能するんじゃないかなあ、と。

そのためには働き盛りの年代の人たちが、ちゃんと子供を育てて生活を切り盛りしていくだけの収入レベルを上げないといけませんね。そういうふうな根本的な問題とか、本気で弱者の立場になれて、考えることが出来る人がなんと少ないことか…。怜

Eさんも自分に出来ることをやろうとしています。で、私もやっぱりこういう世界のすみっこでだけど、小さく声を上げてみます。多くの人が知ってくれるといいなあ、と願うことはまだまだ世間にはたくさんあるのでした。

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