雨の日でも空は明るい方がいい
私は色彩心理学やその類のことについて、専門的に学んだわけではありません。なので、この記事はどこまでも私自身の感覚と経験をもとにしています。
持ち歩いていた折りたたみの傘をどこかに忘れたらしいので、新しい軽い傘を探そうと思いました。その過程で思い出したことひとつ。
私は子供の頃から、雨の日に黒や紺などの濃い色の傘を差すのが嫌いでした。それなくてうっとおしい空模様の下で、暗い色の傘をさすと、余計に気が滅入る感じがしたからです。それでなくてもうつな気分をさらに下げることもあるまいし、と私が好んだのは、空の色が明るく感じられる白や淡い黄色やベージュや淡いピンクなどの、とにかく淡くて明るい色でした。これらの下にいると、空が明るく感じられるからいいなあ、と思って、雨の憂鬱を自分なりに改善させていました。
男性ものの傘でもああいう濃い色が多いですけど、もっとカラフルでも悪くないと思うんだけどなあ。スーツには似合わないかもしれませんが、白とか水色とか、軽くて明るくていい感じですよ(^^)
私の場合、ベストなのは透明なビニール傘なんですが、折りたたみではそれは無理ですね。
で、探したら、折りたたみでも晴雨兼用のものは裏表どちらかが黒になっていて、確かにUVカットの効果はあるのでしょうが、やはり気が滅入る黒だなあ、と思いました。黒地に星空や花柄のデザインは悪くないけど、私の場合はやはり色の影響が強いと思って、やっと見つけたのがこれでした。
青空の色。日傘の効果はあえて求めなくてもいいや、と思いました。とにかく雨の日にそれ以上気分が落ちないようにしてくれればいいや、ってことで…(^_^;) 雨の中、空の色o(^-^)o
居心地のいい部屋 よく眠れる部屋の色
考えてみたら、私は無意識のうちに色彩効果をかなり利用していたと思います。もともと色に対する感受性は強い方だと思います。幼稚園の頃にはクレヨン全部の色を使うような、虹色の作品を描いていた記憶があります。
中学生以降に何十年も悩まされた片頭痛のトリガーは溢れる色彩だったことが多かったです。たとえばデパートの化粧品商品売り場。色彩だけじゃなくて、香りの刺激もトリガーになりました。いまでもああいう場所は苦手ですが。
今の私の寝室は、自分が居心地いい色彩にまとめたものです。真っ白ではなく、うっすらベージュっぽい色が入った壁紙と天井。明るめのフローリングに、マットとベッドカバーはベージュ。本棚は全部白。本の背表紙の色が見えないように布のカバーやカーテンがかけてあります。カーテンも遮熱効果のあるオフホワイト。
いやー…。実は疲れてたのもありますが、昨夜はいつ寝たのか記憶がないんです。気がついたら夜中の3時前で、Kindleは閉じてたけど、寝る前の薬も飲まずに寝ていたらしいです。そういうのも全部飲んで寝直しましたが…。
最初、クッションも同じナチュラル系にしたんですが、どうも違う、どうしてもここには赤が欲しい、と思ったんで、赤にして落ち着きました。赤はもしかしたら私の「やる気」の象徴かもしれません。
特養の母の個室にいると眠くなるのもなんとなく納得しました。私の寝室と同じ色合いの感じで出来てるんだ。私の絵を飾ったり。ステッカー貼ったりするだけじゃ追いつかないくらい眠くなる色彩なんですね、きっと。
なにか赤いものを置いたらいいかもしれないと思うけど、生花はスタッフさんに迷惑かけるし、邪魔にならないものってなんだろう?と考えてみたり…。
服の色はモノトーンが基本
服の色は逆に黒や紺や茶色などの濃い色がメインです。まあ、太っているからでもありますが、痩せてた若いころからモノトーンは好きでした。黒のブラウスに白いスカートとか。ズバリ「白と黒」の組み合わせをよく着てました。
黒や茶色をベースカラーにしておくと、着回ししやすくて経済的でもあるんですよね。差し色は昔からワインレッドが好きでしたが、いまは彩度が高くない落ち着いた感じのパープルやオリーブグリーン、カーキあたりも気に入っています。
色彩心理学関係のページを検索すると取り上げられている代表的な色に収まらない色が好きです。心惹かれます。日本の伝統色とか、かさねの色目とか。幼稚園のころから好きだったグラデーションは今でも大好きです。
見ていても気分が悪くならない、むしろよくなるのが「良いグラデーション」なんだなあ。そういうものを作れる人はセンスがいいんだと感じていますし…。
なんだろうね。色彩ってものすごく気分に関係するけど、理屈じゃないところって大きいな、と思います。
ちなみに私、デジタルで何百枚の絵を描いていますが、#ffffffのハイライトの白は使いますが、#000000の黒はいまだに使ったことがありません。文字以外では。黒は非常に広くて深い色ですね (^_^;)
お絵描きはいまこのあたりです。