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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

ひきこもりと在宅介護

肩が凝るから頭の重みを楽にしようと思って早いこと横になったのに、眠れなくてまた起きてきました。結構真剣にこんな本を読んでいたからかもしれません。

 「ひきこもりのライフプラン」

実際に長期に渡って自分の子供がこうだったら、親の心配は半端じゃないよなあ、というのも非常によくわかるんですよね。両親の亡きあとにどうするべきか、経済的な問題と世間とのかかわりを中心に書かれている本です。

活用すべき制度、助言、経済的な試算のあれやこれや。

現実に我々もほとんどひきこもりに近い生活をしていますが、今は母も含めて3人だから成り立っている生活が、この先どう変化するか?という問題は本当に他人事ではなく。その分真剣に読んでいて眼が冴えたと思われます (;´д`)トホホ…

 前にも言っていた気がしますが、土地を担保に生活費を貸す、リバースモーゲージという制度、前に調べた時は公的なものも、市井の銀行の制度もなぜか同居者を「配偶者限定」にしていて、親子とか兄弟とかじゃ駄目なんですよね〜。やっぱり相続の問題がややこしいからか??

あんまり役に立ちそうにない制度だなあ。不動産の問題も含めて結構真剣に考えざるを得なくなってきますね。

うちではこういうことを調べたり実際にやったりするのは私の役目でして、細々した制度や手続き関係のことは弟はほとんど知らないと思います。弟が最後に残ったらどうするんだろう?という心配もなきにしもあらず… (ーー;)

そういえば今朝ネットでどこかで介護の費用の話を見かけました。今の介護保険の制度ですと、月に20〜30万かかるのも珍しくないと。

ゆえにわざわざ東南アジアまで移住する家族も存在するようです。人件費や物価が安いと月10万くらいで済むらしい。タイあたりだと医療のレベルも結構高いし、とのことで…。

上の本でも介護費用については書かれていて、やはり同じくらいの想定に計算されていました。

うちの父は要介護5,重度1級身障者でしたが、ケアマネさんに「点数いっぱい余ってますよ」と言われてました。はっきりした記憶ではありませんし、書類を確認しないと確実なことはわかりませんが、我が家の場合、介護関係の支払いは月に11万〜12万前後ではなかったかと思います。

重度の患者ゆえに入院は公的負担が受けられたし、紙むつや介護用パジャマなどの支給は市からあったので、それは助かりましたが。でも足りないものも多かったし、他の出費も多かったです。

けれども介護保険関係の出費をそれだけセーブ出来ていたのは、やはり家族がやってたからだよね。もちろんみんなが働いてたら無理ですし、母一人でも無理でした。

まだ私が比較的動けた時だったからよかったね。投薬や胃ろう、痰吸引も、どんどん私の仕事が増えていってましたし…。嫌じゃなかったけど、よくホントに出来たなあ、と思うのです。(不幸中の幸いとでもいうのかな?)

介護の最中はちょっと変性した軽躁に近い精神状態だったのかもしれません。あとからどーっと反動が来るのも皮肉ですが…。

そういえばケアマネさんには「もとに戻るまで、やはり介護期間と同じくらいの時間がかかりますよ」とも言われたので、まだ今年中くらいは堪えてても不思議じゃないかな?と思うのですが…。

生きるのも死ぬのも、人間というのは本当に大変だなあ…とまたしても痛感してしまいますね。

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