お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

ささやかな玉手箱

昨日は終日体調不良で、精神安定剤と救心と鎮痛剤のセットに3度も頼ってしまいました。嶺 いや、もう薬だろうとなんだろうと、飲まないと動けないですし…。輦 この不調はまだ今日も続いていて、すでに2度も飲んでいたりして…。でないとやっぱり動けないですね。蓮 

この「救心」という薬、父が「しんどい」と訴える時にもお腹から入れてあげるとよく効く薬なんですが、なぜか保険医療では取り扱いがなかったりするんですよね~。漢方薬はあるのになあ…。で、仕方なく購入するけど、これがやたらと高価なんですよね。輦 これがないと生きていけないよね、と毎月の出費が何万単位になるのが怖いです。輦 なんでこういうよく効く薬を保険適応にしてくれないのかなあ、と思います。怜

介護関係もそうだなあ。PEGに使うカンガルーボタンや消毒用のヒビテンやエタノール、オスバン液、ガーゼやカット綿、口腔清掃用のタングクリーンというスポンジなど、どれも結構高い…。輦 泣かされますね~、本当に。

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最近読んだ本のこと。

たまたまというか、女流作家の本が続きました。

「ぐるりのこと」梨木香歩・著

これはエッセイです。ごくごく身近なぐるりの話題が世界的な視野になり、宇宙的な視野になり、また身近に戻ってきたりもする独特のエッセイ。でも私はこの人の感覚はすごく身近に感じるんですよね。ほぼ自分と同世代というのもあるんでしょうか。頭で理解する感覚ではなくて、もっと深いところで共感を呼び起こされます。無人島に1冊持っていく本ならば「家守奇譚」かもなあ、と考えるくらいに。劣

「ネバーランド恩田陸・著

今年の「ナツイチ」の1冊でした。本を買ったらなぜかストラップをもらってしまいました。でも物語の背景は冬のさなか、冬休みにほとんどの生徒が帰省してしまい、残ったわずかな高校生たちのミステリーな経験…というか、なりゆきで告白ごっこになってしまって、思い掛けない級友の重い痛みを知ったりするような…。独特の空間ですね。なんでも「ギムナジウム」的な世界を描きたかったそうで(笑)…でもやっぱりこれってしごく日本的だと私は思うなあ…。

「ささらさや」加納朋子原作/碧也ぴんく・著

漫画なんですけど。加納さんの作品の中では一番好きな原作の漫画化。碧也さんはもとから好きな漫画家さんなので、期待して読みましたが、期待以上でした。撚 キャラクターのイメージが本当にぴったりそのものですね。乳飲み子を抱えて、夫を事故で亡くしてしまった女性が、子供を親族に捕られないように、と「ささら」に引っ越してきます。非常に頼りない感じのヒロインで、魂のみの夫は彼女のことが心配で、そばを離れられずにいます。そういうヒロインの成長の物語っていうか、人の心の交流が非常に暖かく切ない作品です。

いずれの作品にも心が癒される感じが残りました。どきどきわくわくもいいけれど、たまにはこういうじんわりと伝わる作品達もいいなあ、と…。

次の本もやはりこの女流作家さんたちの作品で探してみようかなあ、と思ったりしています。

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