睡眠不足。昨夜は父が微熱を出して、「しんどい」と訴えるので、氷枕を作って午前1時までついてました。脳硬塞ではこういう微妙な体温調節が難しくなるようです。汗もかきやすいですし。汗が出ないとすぐに蓄熱してしまうんだなあ。怜
それで今朝はやはり父の食事と投薬が気になって5時起床。丹 余裕があれば午後には昼寝でもしようかと考えております。現在はリハビリの先生が来てくれています。看護師さんと違って、手伝いがいらないから楽だわあ…。
父のために24時間エアコンを入れっぱなしなので、電気代が怖いです(汗)予報では残暑も長そうだし、余計に怖かったりして…。嶺
★Web拍手ありがとうございます。
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「バッテリー 5」あさのあつこ・著
各文庫の「夏の100冊」が並ぶ季節になりました。
でも実際に手に取るのはやはり楽しみなシリーズものだったりして。文庫版5冊目です。
もともと児童書だけあって、登場するキャラは中学生がほとんど、それも野球部員ばかりなのですが、非常に細やかな心理描写と絶妙な会話の数々で読ませてくれる本です。
大きな事件があるわけでもないし、ささやかなように思える思春期の毎日で、「自分が一番自分らしくいられる場所」を見つけてしまった少年達。精神的な内容はとてもシリアスなんですが、自分もあの年齢の頃にジャンルは違えども、同じようなことを考えていたような記憶があります。私も「自分らしくいられる場所」を見つけるのが中学生くらいだったので。
だから、なんだかすごくわかるのよね。こういうキャラって現実にはいないんじゃないかな?と思わせるくらいに天才的な少年がいたりするけれど、それでも納得して読ませてくれる力量はすごいです。「大人がはまる本」ですね。撚
未読の方にはお薦めのシリーズです。
2冊目。完結編。相変わらず「絵」の持つ力を最大限に見せてくれる方ですね。平凡な日常の何気ないエピソードの数々も、コマ送りにされると、全部が愛おしいような場面になってしまう。
亡き愛妻が残してくれたノートを頼りに主夫をしている参平さんですが、息子の家族ともすっかり馴染み、しかもちょっと気になる女性とのご縁も出来てしまいます。もしかしたら現実にもこういう男女のご縁というのもあるかもしれないなあ…。ただ、それが安らぎだけではなくて、緊張感をも伴うものですけどね(笑)
いろいろと先の展開を予想させつつ、完結します。
この作品には各所に「知恵袋」的なメモが散在しますが、読んでいると実際にやってみたくなるから不思議です。今回は古新聞を濡らしてちぎって撒いて帚で掃く掃除もしてました(笑)チョコレートケーキまで焼いていたし。こういうひとつひとつのエピソードから人生そのものがとてもいとおしく思えてくるから不思議です。漣
私にとってはやはり癒される本ですね~。劣