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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

こころの許容量

 遠雷が聴こえます。これから雷に過敏になりますね。遠いから、とパソコンをつけてしまいましたが。

今日は病院のはしごで疲れました。蓮 弟は体調が悪くて、結局クリニックにも行けず、母と二人で行って、そのまま父の病院まで行くことに…。で、帰路で自分達の薬をもらって一段落かな。はあ、やれやれ。

弟は現在パニック障害の程度がひどくて、病院どころか、近所の信号も渡れないし、コンビニにも行けない状態です。私にもかつて同様のひどい時期がありました。…けど、お酒には逃げなかったな。精神科の治療もまず断酒から始めないと、と思うのですが、なかなかやめる勇気が出ないようで、そこいら合法ドラッグのアルコールの依存性の強い怖さだと思います。聯 いままでに飲まない時期もあったんだから、また出来ると思うんだけどなあ…。これも敵は自分自身なんですよね。嶺

Web拍手ありがとうございます。

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 昨夜たまたま寝る前に読んでいた漫画雑誌「Flowers」で新連載の吉田秋生さんの作品で、ふと心に触れたものがありました。タイトルは「蝉時雨のやむ頃」。

両親が離婚し、父も母も出て行った家で、祖母の死後、3人だけで暮らす姉妹のもとに父の訃報が入る、というエピソードから始まります。

15年も知らない父のお葬式に、それでも出掛けていった姉妹は腹違いの末の妹(中学生)に出逢います。その子は父の3番目の奥さんと血の繋がらない弟たちと暮らしていたのですが、結局は鎌倉に住む姉妹のもとで共に暮らすことになるのですね。

この3姉妹、長女がナースなんですよ。で、彼女の言葉がかなり深いし的を得ています。父親の最後の奥さんは人前でも大声で泣ける人で、弱く見えても、だからまた彼女を手助けする相手がすぐに出来るだろう、と長女は見ています。

死にゆく家族を見ているのにはかなりのエネルギーが必要で、毎日わずか10分の面会にしか来れない人でも、それで本当は精一杯で、その弱さは誰も責められないことだと気付くのですね。

だからこそ、父の最後をひとりで看取った末の妹を引き取る決意に到ります。

…ここまで書いてしまうと、本当にネタばれになってしまうのでなんですが、この作品って、かなり心に響きました。人の心の許容量にはどうしても個人差があって、それが少ない人も存在するのはどうしようもないことだっていう…。痛い所を突かれたような感じです。蓮

誰もが自分と同じように出来るわけじゃないんだよね。私はそれを忘れがちになるからいけないなあ、と思います(汗)反省。怜

この作品、始まったばかりなので、今後が楽しみです。姉妹4人の生活ってどういう風に展開するのやら…。撚 でも同性のきょうだいがいるのってすごくいいなあ、としみじみ思うこのごろ…。劣

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