お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

家族の呼び名

家族の中での互いの呼び名を決めるのは、その家の子供であるケースが多いと思う。大人は子供を中心にして、その家の中での関係を呼び名にすることが多いからだ。

たとえばうちの両親は「パパ」「ママ」だった。これは私が始めてしゃべった言葉が「パパ」だったことに由来する。誰に教わったわけでもなく、「パパ」と言ったらしい。まもなく「ママ」も言えるようになったので、そこで決まってしまった。以降は祖母も「ママ」と母を呼ぶようになったらしい。

今の家に引っ越して来た時も。親しくなったご近所さんのうちで「パパ」と「ママ」は固有名詞がわりにうちの両親を示す言葉として定着してしまった。今でも近所の親しいおばちゃんは「ママ」と呼ぶ。お嫁に行ったそこの家の娘さんもいまだに里帰りすると「ママ」と言っているので、その子が首をかしげているのがおかしい(笑)秊

弟が結婚して子供が生まれて同居することになると、今度はその子供を中心の呼び名が生まれる。すなわちうちの両親は「おじいちゃん」「おばあちゃん」へ。私は「おば」となる。これも舌が回らない姪っ子がそう呼んだのが定着してしまった。

いまだに弟はこの関係で「おじいちゃん」「おばあちゃん」「おば」と言っている。

ところで。

私自身、成長するにつれて、「パパ」「ママ」と言うのがいかにも子供っぽく思えるようになって、いつしかそう呼ばなくなっていた。かといって、改めてなんと呼んだらいいのか悩んだまま、甥と姪がいた頃には「おじいちゃん」「おばあちゃん」で呼んでいたんだけど、今の段階ではなんとなく通じるから(狭い家だし)特に呼び名を使っていなかったりする。

しかしこのごろ、親の方は呼んで欲しいみたいなんだよね。親が老境に入った今ならば、再び「パパ」「ママ」もかわいくていいかも、とは思うんだけど…。なにしろン十年のギャップがあるから、また呼びにくいったらなかったりして…(汗)でもいまさら改めて「お母さん」というのもなんか変だったり。

この年齢になってから、こんなことで悩むなんて思わなかったなあ…(汗)ずーっと「パパ」「ママ」を続けるべきだったかしら…。怜

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