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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

町の声

今朝も5時前に起床。しんどいのは仕方がないけど、とりあえずドリンク剤など飲んでみる。やっぱり気休めのような気がするけど。全身が凝っている感じなので、本当ならばワインでも欲しいところだが、アルコールが入ると余計にしんどくなりそうで我慢。起きた段階で足のむくみがとてもひどく、赤ちゃんの足みたいになっていた(汗)で、利尿剤を飲む。今回はあまり効かないような…。ビールとかの方がいいのかもしれないけれど。

でも母と二人でちょっと衣類の入れ替えをやった。いまだに長袖のジャケットなどがハンガーに掛けたままだったので。ついでに下着や靴下の整理もして、半端になったものは捨てて。…こういうこともなかなか出来ないのが困るんだよな~(汗)

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いまごろの季節はなんの修行だろうか。托鉢のお坊さんが町内を回っていた。あいにくこの季節にチョコレートの買い置きもなく、コンビニ帰りで手にしていたのはシュークリーム。でもナマものあげてもまずいよなあ、というので、今回は見送り。

子供の頃にあの托鉢の声が怖かったことは前に書いたけど、そういえばもうひとつ、屋台ラーメンのチャルメラの音も怖かったなあ、と思い出した。私の子供の頃は「夜泣きそば」と言っていた。チャルメラの音からの連想でそういう呼び名がついたのだろうか。その呼び名ゆえに子供心には余計に怖かったのかもしれない。

御所の近所に住んでいた子供の頃にはいろんな物売りの声が聞こえていた。洛外の農家のおばあさんが大八車に採りたての新鮮な野菜を乗せて売りにくる。トマトなどがいかにもおいしくて、母は毎日買って食べていたそうな。大原女のおばさんが「花いらんかえ~」と頭に乗せて売り歩く。「あさり~、しじみ~」と、あのころは琵琶湖あたりでもしじみが採れたのかもしれないなあ。

こういうのを書くと年がわかるけど、ロバのパン屋さんというのがよく来て、私がごく幼い頃には本当にロバが車を牽いてたんだよね。「ロバの車はちんからりん~♪」なんて歌は中高年世代には結構懐かしいかもしれない(笑)売っていたのはなぜか蒸しパンとみたらし団子だったけど。

さて現在。ロバのパン屋さんは毎週土曜日にやってくる。ただし今はワゴン車だ。最近買わないから何を売っているかはいまいち不明。やはり蒸しパンとみたらし団子かもしれない。あの歌だけはいまだに健在だ。

去年あたりまで、手作りパンのワゴン車も売りに来ていた。こちらはいかにもな現代風のパンで、それなりにおいしかったけど、ただちょっとお高い感じ。だからあまり売れないのか最近は来ないなあ。

週に2度、軽トラックで八百屋さんが来る。1時間ごとに近辺で場所を変えて売っている。それなりに利用者は多いようだ。でもうちは町内の八百屋さんばかりで買い物するので、ほとんど買わないけれど。どうしても割高な感じがあるんだよね。

季節によって売るものが変わるケースもある。冬場の焼き芋屋さんは夏は「わらび~もち、かき氷~」とやってくる。最近はあまり来ないけれど、さおだけ屋さんも多分健在だろう。ああいうものはお店で買っても持ち帰りが大変だもんね(笑)

うちの親の世代が子供の頃にはもっとたくさんの町の声があったんだろうな。紙芝居とかも来たというし。私には記憶がないのだが、金魚屋さんとかも昔はいたんだろうな。あと、アイスキャンデーとかね。

町の声は季節を反映している。子供時代の記憶を鮮明に甦らせる。「町」そのものが生きている感じがして、私にはとても慕わしいもののように思える。いくら便利な世の中になっても、そういう物売りの声はいつまでも残って欲しい、と願ってしまうのはやっぱりノスタルジーなのかなあ。

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