お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

「バッテリー」

お天気はいいんだけど、日陰はちょっと寒い。

どこにも行く気分になれないし、かといってお絵描きのイメージも浮かばない。こういう時はPhotoshop用のパターンが増えたりする。今回は地模様に使えそうなのがいいかな、というので、いつもよりもちょっと軽めのデータになった。これくらいなら時代物の衣装の地模様になるかなあ、とか。

そういえば来月でうちのサイトも4周年を迎える。でもなにをやればいいのか、正直なところ、なんにも考えていなかったりして…(汗)和の小物のプレゼント、とかじゃなくて、創作サイトらしいものがいいのかなあ…。悩んでしまう。なにかリクエストがあればよろしくお願い致します。いまならば、ふとその気になるかもしれません(笑)

Web拍手ありがとうございます。 >シオンさん、シュラト、見てらしたんですね。私も珍しく懸命に見ていたアニメでして、イラスト描くのと便箋を作るのと、くらいはやりました。思えばバブルの時代だったような気もしますが…。それなりに懐かしい気分になったりします。

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「バッテリー」あさのあつこ

いまさらながら、の感もあるけれど、いまごろになってやっとこの作品を読み始めた。

児童文学侮りがたし、というか、大人が面白くなければ子供が読んでもおもしろくないだろう、というのがこの作品でも証明された感じ。

タイトルからして、いかにもの野球もの、というか、スポーツ根性ものみたいな作品だったらやだな、という先入観があって、いままでなんとなくとっつきにくかったんだけど、実はまったくそういうのは杞憂だった。面白いのよ、やはり。

誰もが経験してきた少年時代の話なんだけど、特殊なのはこの主人公が天才だってことだ。特別な才能を持ち、彼に出会う人間を子供のみならず大人までをも変えてしまうほどの影響力を持つ少年。天才ピッチャー。だから彼は自分の能力を信じている。孤高の位置にひとり立つことを怖れない。

でもその反面で協調性に欠け、視野狭窄に陥りがちだという欠点もあるんだけれど。

なのに彼に感情移入出来てしまうのよ。それがすごいなあ、と思う。結構やなやつ、とか思いながらも気がつくと応援していたり。

この作品も「本の雑誌」で昨年の文庫本ベストワンだったそうだ。納得。現在私も2巻目を読んでいるところ。

主人公達はまだ中学生になったばかりだ。主人公・巧の弟の青波(せいは)なんて、まだ小学生なんだよね。でも侮れない。大人なんかが絶対にかなわないようなものを彼らは持っている。

シリーズは全部で6作あるらしい。まだしばらくは楽しめるな。嬉しいな。物語の中ではあの頃憧れた永遠の少年。

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