つれづれ日記ー逝春抄ー

お絵描きと介護で多忙な日々 双極性2型障害と気長に共生中

高齢者の誤嚥性肺炎はどれだけ気をつけてもゼロにはならない

 

新聞記事の「介護ミス」って…???

 

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この記事を読んで、考えてしまったんですが、「介護ミス」っていうのは初めて聞いたような気がします。

 

高齢者は非常に誤嚥しやすく、そのために誤嚥性肺炎になる確率も高く、それが生命に関わる場合が非常に多いです。肺炎ですから。

 

でもここに書いてあるような事故、在宅介護をしていても起こり得ることだと思います。

 

私は2013年10月から、2015年4月まで、1年半母の在宅介護をしていました。その前には2006年1月から6月まで父の介護もしていました。父は2006年7月に胃ろうになりましたので、口から食べてくれない苦労からは解放されて、胃ろうの扱いにも慣れましたけど…。

 

母は今年の2月に胃ろうになりました。在宅介護の時から、本当に食べてくれなくて困りました。気分と食欲にすごくムラがあって、どうしたら食べてくれるかと刻み食のお弁当を頼んだり、エンシュアリキッドをゼリーにしたり…。それでも一日の必要摂取カロリーには及ばず、栄養が足りないと褥瘡が治らないのですね。

 

2015年4月に特養に入所してからも、やはり食欲と気分にムラが大きく、私も毎週様子を見に行って、スタッフの方々と相談して、ゼリーを持参したり、佃煮や梅干しを持参したり、ジュースを持ち込んだり、いろいろしましたけど、それでも栄養が足らなくて、悪化した右足の褥瘡から感染症の危険があるので、2015年秋には切断しています。

 

「口から食べる」「食べられる」ことの重要性が両親を見ているととてもよくわかります。

 

父は脳梗塞による半身不随でしたが、良くなりたいという意欲があったのか、「ごはん」としばしば催促してくれて、胃ろうからでも頑張って摂取してくれていました。…でも嚥下能力は戻りませんでしたけどね… (ーー;)

 

 


口から食べなくても危険はあるのだ

 

でもいくら気をつけても高齢者の誤嚥はあるんですね。自分の唾液でも誤嚥しますし、吐いたものが気管に入っても誤嚥性肺炎になります。そういう危険はどうしてもゼロには出来ません。

 

母は今年、内視鏡では「嚥下能力はありますよ」と先生に言われたんですが、やはり意欲が足りなくて「胃ろうにする」ということに同意をしてくれたものの、処置のあとも口からゼリーなど食べさせても噎せるから、これは危ない、と施設で判断されて、今は口からの食事は無理になりました。口から食べさせると誤嚥するからさ…。

 

母の場合は1年半自分で四苦八苦してきたから、家で介護していても誤嚥の危険はものすごくあるし、胃ろうにするのもひとつの英断ではあって、充分な栄養補給のおかげで褥瘡が完治したことなどはよかったと思っています。

 

いつ行っても施設のスタッフの方々は隣接病院の看護師さんも含めて非常によくやってくださっているので、仮に新聞記事のようなことがあっても、私なら訴訟を起こしたりはしないだろうな、と思いました。

 

そのかわりに、職員の人たちの待遇をもっと良くして、人材を増やしてよりよい介護が可能になるようにしてもらえたら嬉しいと思う。

 

記事の施設がどういうところだったのかはわかりませんが、なんだかとても難しいボーダーラインのようだなあ、と思いました。

 

 

病気のことだけじゃなくて、介護にもすっかり詳しくなってしまった私ですが、そのスキルを世の中のために生かせる体力がないのが哀しいです… (T-T)

 

 

 

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