丁寧に心を込めて…
さて。少しずつラフを手掛けている状況ですが、本当に呆れるほど集中力が続きません。ひどいと5分か10分で、机を離れてしまいます。まあ、顔だけ描いて、また戻って修正、みたいな。ブログが書けたらそれなりに戻ってきたかな?
たまたまNHKプラスで漫勉の惣領冬実さんの制作過程を見ていると、気合の入った表情の下書きなどはひとコマに1時間半くらいかけておられるんですよね。あれはすごい。ペン入れはあの美麗な髪までミリペンで。…すごい、としか言えない…。それでホワイト修正が出来ないから、下書きは納得出来るまでするんだそうです。失敗が出来ないから。1コマ数時間もありとかで。すごいなあ。いや、画面を見ればわかりますが。
私もたまたま「チェーザレ」は最初から読んでるんで、続編待ちしておりますが。12巻一昨年だったけど、今年は期待してもいいかな(^_^;) そういえば「乙嫁がたり」の13巻もそろそろかな?いずれも超絶画面の作り手さんたちですが。
またトラブったけど(-_-;)
私はですね、ラフは基本的にアナログですが、デッサンの修正にデジタルも使います。微妙なプロポーションの修正とかに便利です。それで昨日もデッサンの途中で取り込んで「修正しようと思ったら、なぜかスキャナが動いてくれません(-_-;) 昨日は普通にプリント出来てました。
複合機だから、プリンタが動けばスキャナも動くはずですが
「Failed to open a connection to the device(-21345) デバイスへの接続を開くことができませんでした(-21345)」と言われる。うちは有線で接続してるんでいけるはずなのにな〜。
やり直しても駄目なので、またサポートに電話しようと思います。悩むより聴いたほうが早いだろうし。まあね、いろいろとトラブルがあるiMacですが、問題がどっちにあるのかわかりませんね( ´Д`)=3
臨時の措置としては
○スマホにスキャンアプリを入れてスキャンする。
○コンビニのマルチコピー機でスキャンする。
くらいしか思いつかない(-_-;)スマホが初めて役に立つかな???
複合機よりも高価なスキャナー専用機に驚く。昔はフラッドベッドスキャナって1万円以下でもあったと思うのに(-_-;) 20年前だと大昔かな^^;
まあ、プロの漫画家さんたちがあれだけこだわって手間暇かけて描いておられるんだから、自分なりのこだわりは大事にしたいと思います。
萩尾望都さんの過程もみていましたが、本当にひとコマずつじっくり大切に描いておられるのがわかるからすごいです。思わず「ポーの一族」5巻読み返してしまいました(^_^;)
人生に抱く言葉
日常の中で幾度思い出す、おおげさに言えば「人生を変えた言葉」とでもいうのでしょうか。私にはそういうものがあります。
この話は前にもしたと思いますが、さらにもう一度。
私が20歳の時は慢性膵炎のあとからなかなか復調せず、ずっと不調を抱えてこの先どうしたらいいのか、迷いの中でした。縫い物をしながらぼんやりとFMラジオを聴いていました。その時にたまたま流れてきたのが当時の清水寺の貫主、大西良慶さんの気さくな口調の説法でした。
当時とっくに百歳過ぎてらしたですね(^_^;) そこで「観音様にはお姿(肉体)がないから、人間の姿を借りてあらわれはるの」という言葉でした。40年以上経っても思い出すんだから私には特別な言葉だったんだと思います。
人間…家族だったり、友達だったり、たまたま通りすがりで出会っただけの人だったり。そういう人の中の仏性とでもいうのかな、慈悲とか愛とか、そういう形にならないものが顕現することがあるんですけど、それに気づくだけの感受性も必要とされるし、どこのだれにどういうタイミングで仏様に接するように接することが出来るかとか、そういうことに気づく時に観音さまは姿を見せるというか。…うまく表現出来なくてすみません。
でも実際に「あ、いま神仏に触れた」と人を介して感じることは結構あります。そういうのも修行なのかも、と思います。
良慶さんも「見るもの聞くものすべてが仏なん」とも言うてはりますね(^_^;) 百歳を越えて目も耳も身体も不自由になったけど、「いまがいちばん幸せ」という境地は多分極楽だと思います(^_^;)
仏は常にいませども、現ならぬぞあわれなる、人の音せぬ暁に、ほのかに夢に見えたもう。(梁塵秘抄)
…でも気づく人には見えますよ(^^)