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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

家族というもの 特養の母と「時生(トキオ)」

予約投稿です。

 

できたらご飯を作りたいなあ、と思っていますが、起きてみないとどうなるかはわかりません。

17日の夜。よく降っています。伏見でも場所によっては土砂災害の注意報か警報が出たみたいです。

 

 

で、17日。午前中はわりと雨もましだったので、母のところに行ってきました。珍しく自室にいて、看護師さんの処置を受けていたようです。朝食が遅れていたので、ご飯が食べたい、と言っていたようですが…。

 

でも相談員さんの話では、水分はなんとか摂れているものの、やはり食べる量は少なくて、私がいつも持参するヨーグルトなどもあまり減っていないようです。このまま食欲が増えないようなら、遠からず胃ろうの話も出るかと思います。

 

母の顔を見てしまうと、いつもどうしても考えてしまうんですね。あのまま家で看ていたらどうなっているだろうか?というのを…。入所して一気に話さなくなってしまった変化とか、こうして食欲が落ちた変化とか、そういうこととあのまま家で看ていたらどう違っただろう?というのを考えてしまいます。

 

家で介護していても同じように食欲は落ちているかもしれないし、もっと悪い他の症状が出ているかもしれないし、比較してもせんないことをついついと…。顔を見るとそうなるのが親子なのかなあ…?(ーー;)

 

罪悪感でもないんですね、いま現在は。もしかしたら私の方が先に倒れていたかもしれないし。そうしたらどのみち母も入所しないといけないことになったんだし…。

 

自分のことはあんまり迷わないのに、家族のことを考えるとなんだか迷ってばかりいるなあ、と思います。当人が意思表示が難しい状態だからかもしれませんが…。

 

ああ、もう、本当に、本来、重大なことを決定するな、と言われている病気にも関わらず、現実は自分以外の家族の重大なことばかり決定する必要に迫られる運命にあります。きちんとはっきり意思表示してくれる家族がいることが、家族がそういう元気な意思を持っているのがどれだけありがたいことか、しみじみ思います。

 

 

 

2日がかりで読んでいた本は久しぶりにSFっぽいミステリーでした。

これ。

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不治の病いで危篤状態にある息子の魂が時を遡り、他人の肉体を借りて、自分が生まれる前、まだ独身の父親の若い時に出会う、というのですが、この父親・拓実の若い頃っていうのが、もうかなりダメダメなので、これはまあ、息子としては失望もするけど、やっぱりなんとかしたい気持ちになるよなあ…、と…(ーー;)

 

なんとかするといっても正体は明かせないし、言っても信じてもらえないだろうし。それでも父のもと恋人を追って、事件と関わっていくうちに、それなりの絆も生まれるわけで…。

 

そのあたりはさすがに親子の絆というか、不思議な関わりになっていくわけですが…。ここから書いちゃうとネタバレになるからやめておこう(^_^;)

 

それでもね。どんな情けないダメな親でも、通うものがあるなあ、と思います。

 

 

逆にはるか未来、親が歳を取って、認知症になって、ひどい場合は子供のことがわからなくなることだってあるんですが…。

 

それでも子供はやっぱり親を見捨てることは出来ないんだよね。人生凝縮されたような存在だしなあ。子供にとっての親、親にとっての子供。

 

どうでもいい存在ならきっと悩まないでしょう。どうでもよくない家族だから悩む。家族ってそういうものなんだよね。

 

現実とフィクションの中の両方でしみじみしてしまいましたぜ…。悩みは解決しないけどさ。

 

 

まあそれも人生かなあ…と。

 

 

 

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