うちの場合、弟も同じ病気で療養を続けています。状態は私よりも悪く、パニック障害をこじらせて、いまだにその影響から抜け出せずにいます。子供もいたんですが、10年以上前に病気が良くなる気配がないから、と離婚して、子供たちは他府県の母方の実家で成人しました。
現在の弟はセルフネグレクトに近い感じなので、結局は私が母と弟の面倒をみている感じですね。やっと少し前から、精神科の訪問看護師さんに週に一度来ていただいています。万一、私になにかあっても、相談に乗ってくれる人が必要だと思ったので…。少しだけ気が楽になったかもしれません。
でもさすがに「障害」というだけあって、私の場合は家事にエネルギーを使うことが出来ません。とりわけ料理が駄目です。身体に悪くてもコンビニのお弁当などでしのぐしかありません。
掃除はまだいくらか出来ますが、これも週に一度、自立支援のヘルパーさんが来てくださっています。ありがたいことです。
そういう状況なのに、仕事とか、趣味のお絵描きは出来るんですよね。不思議ですが。
「創造性と精神疾患に関連性。創造性豊かな人ほど精神に異常をきたしやすい傾向(スウェーデン研究)」
こういう記事を見ると、創造性と精神疾患に関わる遺伝子は限りなくセットに近いんだろうか?と思ってしまうんですが、あながち間違いとも思えないのが実感ですね。
特にうつがひどくて希死念慮を抱えている時などは、明らかに脳の中で変化が起きているのが自覚出来るんですね。はっきりわかる人は少ないかもしれませんが。私はわりと自分でわかります。その最中は自力ではコントロール不可能な変化が起きています。いわゆる脳と言うコントロールセンターの大混乱ですね。
だから創造という手段で、その混乱をある程度コントロールが出来るんじゃないかと思えてきます。クリエイティブな方向につなげることで自分自身を癒すことも可能だと思います。これは私の実感からですが (^_^;)
そもそも自分自身を癒すことが出来なくて、他人を癒すことなど不可能だ、と日本画家の千住博さんも言ってますし (^_^;)
私の場合なら「絵を描いて自分の病を癒す」ことだって不可能ではないし。
「クリエイティブイルネス(創造の病)」という指摘は的確だと思います。100%の人に当てはまらないとしても…。創造することが好きな人にはギフトかもしれないなあ、と私は結構能天気に受け止めています (^_^;)
もしもこの双極性2型という病気が治るとしても、その代償に絵が描けなくなるとしたら、そんなつまらない人生はいらないなあ。生涯治らなくてもいい、というのを選択すると思います。
すんごい大変な友人なんだけど、私には必要不可欠な友人かもしれません。だから誰にもあえて病気は隠していません。大事な私のパーソナリティの一部だから。
そういうふうな病気とのおつきあいがあってもいいんじゃないかと思うな (^_^) 根本的に哲学体質ではありますが、わりと前向きな人間かもしれませんね。これも病気になって気付いたことです。その意味でもありがたいと感じる双極性2型障害という病気です。