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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

縁(えにし)生まれる場所

Facebookの方でお世話になっている先生が 「認知症の人はしばしば人をつなぐ役割をする」 というような主旨のことを言っておられました。 (正確な言葉じゃなくてすみません)

 

確かに、認知症の患者さんがいるとすると、患者さんを中心に、 それまでは思いも寄らなかった出会いがあり、 家族はその苦労ゆえに別の家族と苦労を分け合い、 やがてそれが深く強い絆になっていくことがままあります。 今現在の私自身を見てもそうですね。

 

昔だったら考えもしないような人とのご縁が いろいろと実にたくさん生まれています。 並みならぬ労苦に共感し、共鳴するからこそ、洋の東西や立場や あらゆる隔たりを越えて繋がるものがあるのかなあ、と思います。 私の場合も父の介護がきっかけでしたから。

 

父は認知症ではありませんでしたが、要介護5という重い状態で、 1級の身体障害者でもありました。ほとんと喋れず、寝たきりでしたし。 介護、と言う点では認知症の人のそれと大差なかったかもしれません。 介護自体も人を結びつけてくれるようです。 思えば人生にとって。

 

おおよそマイナス要素だとしか思えない 重病や障害などもしばしばやはり人ご縁を結びつけるものを持っています。 順風満帆なときに得たご縁よりも、マイナスの時に得られた ご縁の方が強く、長く、深いのかもしれませんね。 人生って不思議です。 共感するからこそ、共鳴するからこそ、縁(えにし)というのは 生まれていくんだなあ、とつくづく思います。 マイナス体験もそれを思えば非常に有意義なものに変わりますね。

 

 

 

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