お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

感無量であります

先ほど義妹から電話があった。姪っ子の子供が無事に生まれたそうだ。5日遅れで陣痛微弱だったけど、3200gを越える元気な男の子。身長が50センチ以上あるらしいので、結構しんどかったかもしれない。一度流産しているので無事に生まれたらそれで充分 (^_^;) で、いままでの経緯をずーっと思い出していたら無性に泣けてきた。 自分の病気はいつ治るかわからないし、子供たちにも悪影響を与えかねない。悪いけれども離婚の相談をしてくれないか、と弟が言った時、ちょうど年末年始で子供たちは義妹の実家の山梨に里帰りしている時だった。姪が中2、甥が小5。彼らはそのまま京都に戻ることなくあちらの転校生になった。姪は胃痛を訴えていた。ショックだよね、やっぱり。でも弟にも苦渋の選択だったと思う。 一流企業の工場から、自動車整備工場のアルバイトを経て、別の会社に移ったものの、上司になる人物とソリが合わず、おかげでパニック障害とうつ(その頃はまだ双極性2型という診断はされていなかった)はどんどん悪化していったのだから…。 姪と甥は山梨で学校生活を送ることになった。可愛い孫のこと、成長期にお金がたりなくて、もしくは食べるものが足りなくて哀しい思いをしていないか?と案じた父と母は二月に1度年金が入ると、2人にお小遣いと被服費をせっせと送り続けた。夏休みにクラブの合宿に行く、というとその費用を。冬休みに受験準備に冬季塾に行く、というとその費用も、祖父母はせっせと送り続けた。お金を送るたびにダンボール1杯のお菓子や軽食など胃袋を満たすものを送ったのは私です (^_^;) あちらからは学校行事を撮影したビデオテープやたくさんの写真、敬老の日のプレゼントなどが届いた。もっとも一番喜んでいたのは2人からかかるお礼の電話で少しずつ話せること、だったみたいだけど。 誕生日だの卒業だの、入学だの、成人式だの、この孫への送金は休むことなく続けられた。2人が成人式を迎えるまで。 母が試しにこれらの出費をトータルしてみると、えらいもので800万以上になるということだ。下手すると1,000万近いのかもしれない。まあ、なるほど我が家にお金がないわけですね (^_^;) それでも母の友人からは「ええことしたなあ。ホンマに生きたお金の使い方や」と言われた。確かにね、葬儀とかだったら無駄金ですが、将来ある子供たちに投資するわけですから…。見返りは一切期待することなしに。 無事に成人した姪は特養に務める介護士になった。甥はカヌー部に所属してそれなりに活躍していたので、どこぞの大学からスポーツ推薦枠の話があったらしい。でもそれは万一怪我でもしてしまえばたちまちアウトになる話だから…。甥は手堅く、というか、やっぱり適性があるのかな?消防士兼レスキュー隊員兼救命救急士の道を選んだ。姪の夫も同じ職業だ。(なので私はこの世で最もカッコよくて素晴らしい職業だと思っている) 離婚しても距離が離れても、なんだかみんなで協力して育てたイメージがすごく強いからさ。やっぱり大人になっても姪と甥は私や弟や母にとって、最高の宝物であるに違いない。 それを考えていたらなんだか感無量になっちゃって、現在涙が止まりません (T-T) えへへ…。
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