今日は死神も少し離れた場所にいるみたい。
でもなぜか全然なにをする気もなくてぼーっとしています。
昨夜、久しぶりにDesign Gardenに新しいTシャツのデザインを投下してきたので、承認されれば販売可能になります。2,3日かかりそうな感じですが。
ついでのことなら素材まで作ればいいと思うんですが、そこからの気力がどうしても出なくて、ひたすらにぼーっとしています。
ああ、そういえば今ごろなんですが、吉田秋生さんの「BANANA FISH」を大人買い、一気読みして、そのおかげでぼーっとしているというのもあるのかもしれません。
連載開始が1985年とすると、まだ最初の頃は雑誌で追いかけてて、その頃は自分が漫画を描くのに忙しかったから、とびとびにストーリーを認識しつつも、結局全部通して読んだのがいまごろになったという…。
でもさすがに一気読みは濃いですね。今はまだ茫然自失しているような感じです。30年前の自分を思い出しつつ、現在の自分の視点と重走して追う、というのはすごく贅沢なことだと思います。大長編映画を観ているみたい (^_^;)
1980年代、1990年代の少女漫画家さんはヨーロッパ的な嗜好とアメリカ的な嗜好に大きく分かれていて、24年組と呼ばれる漫画家さんたちがヨーロッパ的な舞台を主に描かれていたのに比べて、吉田さんや成田美名子さんあたりはアメリカが舞台の作品が多かったですね。
それでも面白いのは、漫画家さんもある程度の年齢になると日本回帰になる傾向があるようなところです。成田美名子さんは現在、お能を舞台にした作品を描いていらっしゃいますし、吉田秋生さんは鎌倉を舞台にした四姉妹のドラマを描かれています。
私はいずれの作品も好きですが。時空を超えて楽しめる作品が存在するというのは、読者にとっては本当に幸せなことだと思います。