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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

許せないこともある

個人的にはうらめしくなるような晴天だけど、こういう日は洗濯物もよく乾くからいいな、となるべくポジティブに考えよう。朝から買い物にうろうろしていたら、あっというまにお昼になってしまった。これからしばらく、いろんな種類の買い物やら雑用があるので、あまり落ち着いていられないかも。早くお絵描きが出来る気分に戻らないとまずいわ、と焦るばかり(汗)

昨夜は珍しくあまり眠れなかった。12時前まで「図南の翼」を読んでいて、そのあとの眠りも浅かったような…。それで5時には眼が覚めてしまい、おかげで頭がぼーっとしている。相変わらず気分も鬱だし。とりあえず脳が働いてくれないかなあ、と願って甘いものなど食べてしまった。

Web拍手ありがとうございます。

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私って清純派ではなくても精神的にわりと潔癖性のようなところがあるような気がする。

もう20年くらい前の話なので、書いてもいいかな。私が個人医院に勤めていた時のこと。医院の近くにある小さな会社の検診をやってたんだよね。社員20名くらいの会社で、わりと若い社員が多かった。

わずか10cc程度の採血に顔色を変えてしまう人もいて、まあ、男の人って血に弱いんだなあ、とか、その時はほほえましく思ったりしていたんだけど。採血してレントゲン撮って、血圧測って…という検診がひととおり終わった時に「今度社員旅行で東南アジアの方に行くので、抗生物質をください」とみんなが言うのよね。

その会社には女子社員も数名いたんだけど、女の人たちはそういう要求をしないわけですよ。じゃあ、なんで抗生物質が必要なのかというと、男の人たちは向こうで遊ぶつもりで、だから性感染症の予防(…に効果があるのか??)のために薬が欲しいというんだよね。

それを聞いた時、私も若かったので、その人たちの奥さんのことや、東南アジアの女性達のことをふと想像して、いずれにしても「こいつら…女として許せねえ」と心の中で怒りの握りこぶしを作ったのだった。

まだHIV感染症が表面化していない時代だった。その当時の男性の感覚としては東南アジアへ行く目的に、買春ツアーみたいな思惑が結構あったみたいなんだなあ。

浮気とか性風俗とかに走ってしまうのも、遺伝子がなせる技だという学者なんかもいるけれど、どうも私はこういうことを聞くと女が男と対等の人間扱いをされていないような気分になって憤ってしまうのね。

別に私は特筆すべきフェミニストではないです。でもこういうことってかつての従軍慰安婦みたいな感覚と無関係ではないような気がして、やはりどこか許せないと思ってしまうのだ。

遊ぶなとは言わないし、女性でもそういう仕事が好きでやっている人だって勿論いるだろうし、それについては文句はないんだけど。わざわざ海外にまでそのために行ってしまう、というのはどうしても納得出来なかったりするのだった。なんか、日本人としてすごく恥ずかしい気がした。

その時の年代の彼ら、現在はこの社会でもそれなりの地位にある年代だと思う。意識的にいくらか変化していてくれるだろうか。若気の至りだと忘れてしまっていたら、やっぱり許せないと思ってしまう。

私も基本的にこういう所って変わっていないと思う。いいのか悪いのかは自分でもわからないけれど、でもこうして時々過激にフェミニストな思いを抱いてしまう機会が少なくないんだよね。ちょっと哀しいことだけど。

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