お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

転生する魂

うちの父は怖がりです。

一般的に男性の方がオカルト的なものが

苦手のような気がしますけどね。

父はとにかく、テレビの心霊番組も苦手で

そういう時はさっさと早寝してしまいます。

幽霊は苦手でも死後の世界には関心があるらしく、

一時期は丹波哲郎さんの本を読んだりしていました。

なのでこのあいだ江原啓之さんの本を貸しました。

たまたまテレビでも江原さんの「天国からの手紙」

という番組をやっていて、父はしっかりビデオに

撮って熱心に見ていました。

私も見ていたんですが、死者からのメッセージというのは

悲しみを乗り越えてなおこの世に生きていかねば

ならない残された人々への応援と慰めなんだと

すんなり納得出来てしまいます。

結構もらい泣きしてしまったりするんですね。

私は宜保愛子さんも結構好きでした。

死者のみならず、生きている人間に対しても

優しい視線が感じられるタイプの霊能者さんでしたから。

鎮魂と同時に生ある人々を応援する、そういう

姿勢が好きなんですね。

私には霊能力はありませんが、輪廻転生の思想は

宗教に関係なく感覚として自分の中に生きているようです。

先日、ローマ法皇が亡くなられましたが、

たとえばチベットダライラマだったら、その

転生した人物を探し出して次のダライラマにするじゃ

ないですか。そういう感覚が結構普通のことのように

思えていたので、次のローマ法皇の選定が選挙のような

形みたいだというのが、かなり意外に思えました。

…そうか、キリスト教にはああいう形の輪廻転生って

ないんだね。そのあたりがあまり東洋的な感覚では

ないので、日本でのキリスト教の信者の人があまり

多くない理由がなんとなくわかったような気がします。

日本人って仏教が伝来するよりも前に転生を感覚の

中に持っていたような気がするんですよ。

どういう既成の宗教にもあてはまらない不思議な

感覚なんですけどね。

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