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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

知恵の使い道

ぼんやりしている。…というか、印刷する作業をプリンタに任せてしまったらやることがなくなって、漫画雑誌などを開いてみたりしている。最近は漫画雑誌ってほとんど買わないんだけど、毎月今日発売の「メロディ」と「フラワーズ」と隔月刊の「ネムキ」だけは読んでいるのよね。午前中はプリントアウトを見守るだけに終止してしまった。ため息。

まだあんまり外出する気分になれない。寒いのもあるけれど。読書がそれなりに進むばかり。

Web拍手ありがとうございます。

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世の中には楽してお金を儲けるためには手段を選ばない人種がいるようだ。最近の詐欺事件のニュースを聞くたびに痛感する私。そういうことには知恵が回る人間がいるってことよね。

そういえば以前書いた、「家族が交通事故に遭った」という嘘の電話がかかってきた話、うちの場合はまあ、悪戯というか、H電話がその正体だったわけなんだけど、同じように「事故に遭った家族が運び込まれた病院の医師」を装って連絡し、家族があわてて病院へ走って留守にしている間にまんまと空き巣に入る手口もあるという。悪戯電話でも犯罪だと思うけど、空き巣は本当に犯罪。

もっとも最近のように携帯電話が普及するとこのお芝居はやりにくいかな?でも現在は現在でそれなりに手が込んだ芝居の犯罪も増えているけれど。悪知恵にもほどがあるよねえ。

法律には触れないけれど、こういうこともあった。

数年前、伯母の葬儀の時、私は参列してくださった方々にお供養を手渡す役をしていたんだけど…。

最初のお参りの人並みが少し少なくなってきた頃に、数人でお参りにきたグループがあった。私とて親戚の交友関係をよく知っているわけではないから、ひとりひとりにお礼を述べてお供養を手渡した。

で、葬儀が終わったあとのこと。「あの人らって、どういう関係の知り合い?」と親族一同に尋ねても誰も知らない。御香典の帳面を見てみると、名前は数人の連名で1000円とある。「ああ、とうとうここにも来たのかあ」と呆れてしまった。

いつの頃からか、そういうお供養目当ての集団が故人とはなんの関係もないのに、あちこちの葬儀に出没してお供養の商品券をせしめて帰る、という話が結構有名になっていたのだ。

そのグループは毎日喪服で集まる。数人が車に便乗してあちこちの葬儀の家を回り、数人の連名(それも偽名)で、わずかなお香典をあげ、帰りはしっかり一人ずつ、お供養の商品券をもらって帰る、というものだ。毎日何軒か回れば、それなりの収入になるわけだ。

もちろん、「故人のために参りました」と言われれば、お焼香を断るわけにもいかないし、お供養を渡すのを拒否するわけにもいかない。法律にも触れない。上手いといえば、うまいお金儲けの手段ではあるんだよね。

感心するというか、呆れるというか。

さすがにそういうグループの存在が結構有名になってきたので、最近のお葬式のお供養は商品券ではなく、品物にするご家庭が多くなっているようだが。

道徳の問題は残るけど、よく考える連中がいるよなあ、って思ってしまう。本当に冥福を祈っているのなら、良心が痛むことも少ないのかもしれない。

でもどうせなら、そういう知恵は誰もが喜ぶ方向で使って欲しいものだ。まあね、社会的にもっと悪知恵が働いている連中が少なくない世の中だから、それに比較すれば可愛いもんだけど(苦笑)

良い子のみなさんは真似しないでくださいね(笑)

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