お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

現実的だと思う思考など

母とは60数年来の友人であるTさんから電話をもらった。家が近いこともあって、ちょくちょく顔を見せたり電話をくれたりするありがたい人だ。 近況と現状を報告しつつ、なんとなく雑談になる。「あんた、なんでもひとりで抱え込みなや」と言われた。…そうなのかな?現在は弟が調子が悪いこともあって、たまに母を見てもらって外出するくらいしか頼んでいない。むしろ調子がいい時なら自分で買いに行くタバコまで頼まれている次第だし。それはまあ仕方がないかな。ましな時はゴミだししてくれるくらいかな。 で、Tさんのご意見は「あんたのお母さんは『もういい加減にしといたら?』というくらいに親兄弟や親戚の面倒をみてきはったやんか。それをこういう時に誰かに手伝ってもらってもバチは当らんと思うで」 そうなのだ。うちの母は本当に親兄弟や身内の誰かが病気になった、とか入院したとかいう時にはさんざん面倒を見てきた人なのだ。「私って人の世話をするために生まれてきたみたいや」と自分で言っていた。私はその行為によって、自己確認みたいなことをしているのかな?と考えていたくらいだけど…。母にしても別に見返りは期待していなかったと思う。孫に対するそれと同様に。 まあ、伯父は入院している今でもちょこちょこ気にかけて電話をくれたりするけれど。 私はといえば、そういう親戚の誰かに助けてもらうことなどはなから頭になかった。(伯父にはいままでもいくらかお金を借りたことはあるが、すぐに返していた)それぞれの事情がわかるから、とてもじゃないけど手を借りている場合じゃないよなあ、と思うのだ。 母のきょうだい達は年齢のせいもあって、みんな大層な持病や故障を抱えているし、従兄たちは遠方だし、従姉はローンを抱えて伯父の面倒を見ながら働いているし。ちょっと頼めるような人はどこにもいない。父方の親戚はもういないし。 まあだからそういうことはまったく考えたことがない。昔なら介護保険もなかったし、親戚一同が手を貸すしか策がなかったのかもしれないが。 今はむしろ頼りにするのはプロである他人になる。どういう仕事もやっぱりプロというのは頼りになるありがたい存在だし。もう少し私に余裕が出来たら、保険センターに行ってヘルパーさんのことを相談してこようと考えているが、今はそこまで時間と余裕がないんだなあ。 うつの時に大事な決断をするな、と言われるけど、今現在はそんなことおかまいなし、かつ待ったなしで決断を迫られることも多い。えーい!どういう結果になっても絶対に後悔なんかしないぞー!! 将来的なことを考えると、いまはすごく働きに出たい、とか思うけど、あの状態の弟に介護を頼めるわけもなく、またいざ外に出ると私自身がどれだけ続けられるかも自信がないし…。気が抜けた途端にがっくりくるケースが多かっただけに難しいところだなあ… (ーー;) 弟と2人になったら、この家を売って(家はボロで価値がないし、土地の価格だけだろうけど)安い中古マンションにでも引っ越して、軽くリフォームして(2人ともバリアフリーがいいし)残った差額をその後の生活費に補填していくとかはどうだろう?とか。私が頭の中で考えているだけだけど。 それで気力と体力があれば少しでも働きに出たいなあ、と思っていたりする。で、ときどき近辺の中古マンションの不動産サイトなど眺めていたりして… (^_^;) 現実的じゃない絵を描きながら、きわめて現実的なことをあれこれ考えている今日この頃なのだった。
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