結構な年月を生きてきて、それこそ経験から学んだことといえば
「時の流れと共に事態は必ず移ろう」ということ。
それが必ずしも良い方向に向かうという保証はどこにもないけど、
たとえ絶望があるとしても、その中に希望の芽が生まれる可能性も
また大きい。
だから衝動に走ることなく、しばらく待つ、待ってみるということが
必要だとわかってきた。
母の友人(なんと母とは70年近いおつきあい)のTさんは
この10年あまりの我が家の出来事のもろもろをご存知だ。
父の介護中に言われたことがある。
「あんた、頑張るなあ。私らやったらもう2,3回病気して入院してる」
幸か不幸か、私は内臓は丈夫なのか、高校生の時の病気以来
たいした病気にはならずにすんでいる。
そのかわりにメンタルの方にはまともに堪えてるみたいだが。
そういう私には時には待つことも必要だということかな。
いつのまにか自己防衛のために気付いたことかもしれない。