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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

やっぱり不思議な「脳」

嫌だ嫌だと思っていた「買い物」という課題を済ませたことで、いくらか精神的に楽になったような気がしています。本当にちょっと「やれやれ」という感じ。

必要不可欠な買い物くらいでこの有り様では、駅周辺のウィンドウショッピングとか、美術館とか博物館とか、植物園すらも辿り着くまでの道のりは遠いなあ…、とため息しか出ませんが… (ーー;)

そういう楽しみについては次第に贅沢が言えなくなってきます。

たとえば旅行はGoogleマップやガイドブックで味わってみたり、美術品はやはりネット経由で鑑賞したり、もともと大きな音が苦手なので、どうしても見たい映画はやはりDVDで鑑賞するとか、そのくらいに代替の楽しみ方でも出来るのならありがたいかも…、という本当にささやかな楽しみでそれなりに満足するすべを覚えるようです。

まあ、実際にうつがひどくなる以前は、国内のみですが、結構あちこち旅行も出来たし、あれはあれで幸せだったんだなあ…、と思いますね。

父が「香港にでも行こうか」と行っていたのがかなわぬままの夢になりました。

両親と3人でもわりと旅行はしたんですよ。広島や鳥取や伊勢や鳥羽あたりとかも…。それも今はいい思い出です (^_^;) 

この先は多分旅行は無理でしょうね。気力体力はもちろんですが、費用や同行者の問題もありますし…。

話題は変わります。

私は自分の病気のこともあって、かなり昔から「脳」というものに興味があります。

右手と左手の使い分けが自分でもよくわからない複雑さであることとか、そういうことも大きいですが。

日常では文字は右手で書きますが、絵は左手で描きます。包丁やはさみを使うのは右手ですが、ナイフやカッターナイフを使うのは左手です。

まったく初めての手作業をする場合、両方で試してみて、「どちらの手でやるほうがよりしっくりするか?」で決めなければいけません。自分でもややこしいです。

まあ、一見、右脳にふさわしいと思われるお絵描きを左手で…というのは理にかなっているのかもしれませんが…。

で、しばらく前に読んだ本です。

著者は脳の左半分を脳出血で損傷し、そこから見事に生還されたばかりでなく、もとどおりに回復する、という奇跡的な体験をされたようです。

無事な右脳だけが体験することが出来たニルヴァーナの感覚が、なんだかとても羨ましいと思ってしまいました。

宇宙に繋がる右脳。意味を見いだす左脳…。なんというか、やっぱり脳というのは不思議なものです。

疑問が解けるかと思って本を読むたびに、さらに深くて複雑な疑問が涌いて来ます。

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