湿度が高いのでとても蒸し暑い。不快指数が高そうだ。そこへもってきて体調が悪いと機嫌も悪くなりがちで困る。ああ、爽やかなところへ避暑に行きたいなあ。
まだいまいちお絵描きする気分になれないので、引き続きずっとスタンプ用の原稿を作っている。そういえばこういう機能って前はなかったよね、というのに改めて気付いたりして…。こういうソフトは奥が深いよなあ。5年前にアップしたバージョン9とPhotoshopの6.0でなんら不自由がないので、頻繁なバージョンアップってどういう意味があるんだろうと、ふと考えたり。アップするにもかなりの費用がかかるので、普通の人間にはなかなかついて行けない。困るのよね。もうどちらもすでにCS2になるんだよな~。
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デザインの資料になっている家紋の本が付箋だらけになってしまった。このあいだ作った有職文様に比較すると、家紋は単純化されたものが多いけれど、それだけにかえって単純なものの方がごまかしがきかなくて作りにくい面はあるかもしれない。
現代に使用されている家紋というとほとんどが黒の紋付とか濃い色のふろしきだとか袱紗とかになるので、家紋はもともと黒字に白で描かれているものだと思う。
それのネガポジを逆にするとちょっと微妙にイメージも変わってくるけどね。
そもそも家紋のルーツはやはり有職文様らしい。平安のデザインは繊細で華美だから、先にそちらを見てしまうと、家紋はとてもシンプルに見える。でも昔の人はこういう図案をPCの力を借りることなく全部手で描いていたんだよなあ…。
このあいだのミュシャのアール・ヌーボーのデザインをあれこれと眺めていた時も思ったんだけど、ああいう難しい曲線もおそらく手書きなの。すごいなあ。人間って美に対してはかなり貪欲になれるものなのかもしれない。
家紋は平安以降の歴史が結構反映していて、あちこちで見かけたことがある紋が出てくるから面白い。特に戦国時代以降はすごい使われているもんね。源氏と平家に始まって、歴史的に馴染みが深い家紋はやはり印象に残ってしまうな。
あ、でも今回私が描きおこししているものは有名無名にはほとんど関係がなくて、個人的にデザインが気に入ったものしか描いていないけれど。いまさらだけど、自分ちの代々の紋もなにかのきっかけで変えられるといいのになあ。
甥などはうちの名字は一応継いでいるけれど、こういう家紋とかは継いでくれるのかなあ…。でも現在の家紋なんて知る機会がないもんね。そういうことを考えるとちょっと寂しい気もする。お墓はたぶん無縁仏になるのだろうし。